韓国の大学進学率
韓国という国は,熱しやすいというか,激しやすいというか,何かが流行ると国民全体が一斉にそちらに向く,極端に走りやすい,という傾向があるように
思います。
1990年は30%ちょっとだったものが,最近は80%を越えると伝えられています。こちらも間違いなく世界一でしょう。「大学に行かなければ人間ではな
い」というような雰囲気の中で,われもわれも大学を目指した結果です。
韓国の大学進学率は83.8%で世界でもトップレベルだ。大学卒業者も毎年56万人ずつ輩出されてくる。しかし大学を卒業しても企業の正社員として
就職できるのはその56.1%に過ぎず、実際は「88万ウォン(約6万3000円)世代」と呼ばれる非正規雇用ばかりを生み出しているのが実情だ。1年に1
000万ウォン(約71万円)を超える授業料を支払う親にとっても、大学は子供の就職に何の役にも立たない。単に家から貴重な金を持っていくだけの存
在でしかないのだ。
2007年の専門大学(2年から3年制の短期大学)卒業者の就職率は83.4%に達したが、4年生大学卒業者で実際に就職できたのは全体の70%に
とどまった。大学とはいえないような大学が、非正規職で生活が安定しない若者ばかりを増やす原因となっているのだ。
韓国の大学の数は,90年代初めは100校を少し越えるくらいだったと記憶しています。
その後1996年に,大学設立がそれまでの認可主義から,準則主義(一定の条件を満たせば自動的に認める)に転じて,急増。専門大学(短大)を4年
制大学にしたり,新設したりして,96年の134校が2005年は173校,2008年現在199校。大学院大学も増えました。
一方で,一家庭当たりの子どもの数も少なくなり,経済成長で生活水準があがってくると,一人の子どもにかける教育費も多くなる。以前は,家計が原
因で大学に行きたくても行けなかった子どもたちが行けるようになり,また行きたくなかった子どもたちも「学歴差別」を恐れて進学するようになる…。
韓国の大学進学率について,以前調べたことがあります。
70年 26.9%
75 25.8
80 27.2
85 36.4
90 33.2
95 51.4
99 66.6
統計庁から出ている公式統計集にしてからがこの調子です。
今回の新聞記事にある83.8%という数字も,出所はおそらく韓国の統計庁だから信用ならない。そこで日本の資料を調べました。文部科学省の『教育指標の国際比較』(平成20年版)。
日本の大学進学率は2007年54.6%,アメリカ52.1%,イギリス62.6%…
韓国は…
2006年102.4%!!
韓国の記事の「83.8%」が統計庁の数字だとすれば(現在,韓国の統計庁のサイトでは検索できない),計算式は,大学入学者数÷高校卒業者数。
この数字が高く出すぎるとすると,可能¥性としては,
