"働き盛り"と"学生"では
住みたい地域がにここまでちがう
~都道府県の居住意欲ランキング~
2010年02月13日(土) 田中 章雄 地域ランキング
「地域ブランド調査2009」(全国3万2124人から回答。2009年7月に実施)によると、47都道府県のうち、最も「住んでみたい」と思われている地域は京都府でした。
順位 都道府県名 点
1 京都府 25.7
2 東京都 24.9
3 沖縄県 24.4
4 北海道 24.2
5 神奈川県 22.4
6 奈良県 16.4
7 福岡県 15.7
8 兵庫県 15.4
9 大阪府 14.9
10 静岡県 13.8
(中略)
43 福島県 3.8
44 山形県 3.6
44 鳥取県 3.6
46 福井県 3.5
47 岩手県 3.4
京都府は回答者のうち11.2%が「ぜひ住みたい」と答え、13.3%が「できればすみたい」と答えるなど、ほぼ4人に1人といえる24.5%が居住意欲を示しています。この比率は中部地区に居住している回答者が35.7%と、とても高くなっています。
また、年代別にみると20代の居住意欲が最も高く、ほぼ4割である39.8%が居住意欲を示しています。そこからさらに学生に絞ると、なんと半数を超える53.7%という結果となります。つまり、学生など若い世代の居住意欲が高いのです。
2位は東京都で、「ぜひ住みたい」と答えた人の割合は12.4%と京都府より多かったのですが、「あまり住みたくない」と答えた人が26.3%と京都府の17.3%より多かったことで、順位が下回ってしまいました。
東京都の場合は関東居住者からの居住意欲が4割以上と非常に高いのが特徴で、半面、近畿地方の居住者は1割強しか居住意欲がないという極端な結果になりました。
年代別では30代、40代という"働き盛り"の居住意欲が高いようです。
3位は沖縄県。「ぜひ住みたい」と回答したのは11.6%と京都府より多く、沖縄は観光だけではなく居住地としての魅力も高いという結果になりました。
九州・沖縄に居住している人からの居住意欲が高く、「ぜひ住みたい」との答えは33.9%にも達しています。しかし一方で、北海道・東北の居住者が沖縄県に「ぜひ住みたい」と答えた比率は低く、わずか3.7%でした。
年代別では若い世代ほど高く、20代では22.7%が「ぜひ住みたい」と答えています。対して50代では3.8%と、年代が高くなるほど低くなる傾向があるものの、60代になると10.3%とやや高くなります。これは沖縄県が「長寿の国」として広く知られているからかもしれません。
4位は北海道。沖縄県とは対照的に、北海道・東北居住者が「ぜひ住みたい」と答える割合が33.7%と多くなりました。しかも、九州・沖縄でも11.7%の居住者が「ぜひ住みたい」と答えていて、南のほうの居住者からの評価もなかなか高いようです。
さて、北海道とさほど差のない結果で5位となったのは神奈川県です。この県は、近畿地方の居住者の意欲こそわずか2.1%と低いものの、関東の居住者のうち18.3%が「ぜひ住みたい」と答えました。
6位の奈良県は、地元・近畿の居住者からの評価は4.5%と決して高くはありません。そして関東の居住者からも2.0%と低めの結果でした。逆に、15.2%と最も高い居住意欲を示したのは九州・沖縄の居住者でした。
ところで、残念ながらもっとも居住意欲が低かったのは岩手県でした。しかしながら観光意欲では22位、魅力度でも29位と、決して低いわけではありません。つまり岩手県の魅力やイメージが「居住」という結果につながっていないだけのようです。