【噴水台】日本の地震を見る韓国の変わった目
http://news.joins.com/article/19902102中央日報(韓国語) 2016.4.18

ナム・ジョンホ論説委員
5年前の東日本大震災で、韓国では「過去は過去であり、人間的に日本を助けよう」というコメントがインターネット上を満たした。
なぜこうなるのか。韓日間の愛憎関係のためというのが専門家の診断だ。親近感を感じる相手が恨めしい行為をして生じる感情が愛憎だ。過去の恋人が成功すれば恨めしいが、不幸になれば同情するようなものだ。対日拒否感が強くても無意識の中には「親しみがある国」という認識も共存する。大地震の時はこのような愛憎のメカニズムが作動したのだ。
こうした民心が今回の熊本地震では大きく変わった。愛憎のうち愛が蒸発した。今回は「募金であろうと何であろうと10ウォンも与えてはいけない」というひどいコメントがあふれている。優しくて情け深い韓国人がなぜこのようになったのか本当に残念だ。
過去の大地震当時に熱心に用意した救護品が一時受領拒否されたということに腹が立ったのかもしれない。しかし根本的な責任は両国の政治にある。安倍政権の歴史修正が本格化した昨年は「非好感」(74%)が「好感」(17%)の4.4倍だった。朴槿恵(パク・クネ)政権もしばらく「慰安婦問題の解決なしには対日外交もない」という日本拒否の立場を守り、両国関係を音信不通にした。
より大きな悪材料は「韓国人が井戸に毒を入れた」という流言が日本で広まったというニュースだった。約15万人が犠牲になった1923年の関東大震災当時に同じ噂が広まり、韓国人約6000人が虐殺された悲惨な記憶が民心を刺激した。
事情を知らない日本人はこのような韓国人の怒りを理解できないだろう。日本の教科書は反省を忘れ、関東大震災当時の韓国人の被害を希釈させる方向に改編中という。こうした流れなら日本人の無知と誤解は拡大するしかない。韓日共同歴史教科書の普及が急がれることを見せる生きた事例だ。