15世紀までの日本の食器を集めてみました。

「Sueki」
Suekiは、5世紀に朝鮮半島から導入された土器(せっき)である。
伽耶土器を母胎とし、韓国の新羅土器・高麗土器と兄弟関係にある。
焼成温度が1100℃以上と、当時としては高く、古代日本の日常食器としても使われた。

9世紀、10世紀の緑釉陶器の皿など
9・10世紀は、緑釉陶器の皿などが多く出土している。
貴族の日常食器などに使われた。
緑釉陶器は、11世紀に衰退し、12世紀には完全に生産されなくなる。
逆に、10世紀以降、日宋貿易などで中国の陶磁器が日本に流入する。
青白磁はその代表である。

中国から輸入された青白磁の皿
中国の陶磁器は、貴族などの支配者層に広く愛用された。
中世の日本では、食器の多くが漆器であった。
支配者階級から庶民まで、日本人は食器に漆器を使っていたと、
15世紀前半の朝鮮通信使が報告している。
12世紀後半の絵「病草紙」
黒い食器は、漆器だと思われる。

「慕帰絵詞」、1351年の絵
慕帰絵詞は1351年に完成した絵巻物。
14世紀日本の厨房や食事の様子が細かく描かれた作品である。
白い食器も見えるが、白磁ではなく、かわらけのようなものだろうか。

中世漆器の代表の1つ、「Negoro漆器」、室町時代の作品
Negoro漆器を見に行きたくなってきました。