最近嬉しいのが、マリコさんとの間に秘密が増えたことだ。
秘密と言ったら誤解されそうだが、単に二人だけの時にした会話や経験が増えたのだ。例えば商談会に二人で出かけて食べたお昼ご飯とか、その時の会話だといった、他愛のないことだ。
でも、私がコーヒーよりもレモンティーが好きだとか、お腹いっぱいでもデザートのメニューは眺めるだとか、そんなムダ知識が彼女の中で増えて、何かの時に「あ、また紅茶頼みましたね」みたいに微笑んでいるのを見ていると、職場の中で私だけ彼女に親しいような気分になれて嬉しかった。少なくとも、一緒の職場で一緒に働く羽目になった、ほかの同僚以上に私のことを考えていてくれる。
彼女を手に入れたいとは思わない。それは無理なことだと分かっているから。もちろん彼女はとても魅力的だ。きっと手をつないで歩くだけで、天にも昇るような気持ちになれる。でも、週刊誌を賑わしたどこぞの弁護士さんのようなことはしたくない。彼女の幸せを願うのなら、それは当然のことだ。
願わくば何処かのいい人と幸せになって、私に紹介してほしい。そして可愛い妹分として働いているのを、いつまでも見守りたい。叶うか分からないが、それが最高のゴールだ。
そしてゴールに至る前にはランチでも飲み会でも出張でも、何度もご一緒したいものだ。あんな素敵な女性と一緒にいたいのは、もはや本能だからw