comeの家では子供は表に出しません。
母の実家がそういう方針なんです。
子供がふざけてお客様に不快な思いをさせてはいけないし、
またお客様の大事なお話が聞こえないのもNGとして、
来客中はご挨拶が済んだら、奥にある祖母のお部屋で音を立てないように
過ごさないといけません。
その為だけではないのでしょうが、祖母の部屋にはいろんな本がありました。
その中には子供向けの本もチラホラあるのですが、ほとんどが○○全集でしたね。
あとは美容系のHOW TO本。 子供には不要なものです。
本を音読していると、大人が飛び込んでいます。
「静かに!」
ごめんなさい。歌詞が書いてたので歌ってしまいました。
トイレが大変です。
移動も音を立ててはいけないんです。
なので一番上の姉が最初に出、遠くから母に申し立てを行い、
承認を得たら、すり足急ぎ足で(走ってはいけない)トイレに行きます。
戻りも同じです。かなりの神経を使いました。
理不尽な事にどんなに興味を持って集中して読んでいても、
「お客様がお帰りになる」
の一言でお部屋から出て行かないといけません。
姉たちと玄関に座り、お客さまに「さよなら。また来てくださいね」
と言うのは専ら私とすぐ上の姉の仕事でした。
ここまでとはいかなくても、姉は自分が育った環境で娘たちを育てたかったと言います。
ただ相手も同じ意向なのでできず。
娘たちが本を読んでいても、漢字の書き取りをしててもお姉さん方は「のびのび育たない」を理由に
邪魔していたらしいので、ガチで伸び伸びできない子になると信じていたのでしょう。
女性は嫁ぐと難儀です。その難儀、男性陣には理解できないでしょう?
当時の愛読書