入社したてでまだ私が紅顔の美少年だった頃(うそです)、よく女性の先輩に飲みに連れて行かれました。
ひとり、酔うと大変なことになることで有名なミユキさんがいたのです。飲むと必ず脱ぐ人で、私が初めて飲んだときはブラウスのボタンをすべて外して飲んでいました。「先輩だめですよ」と言いながらも、大きいと噂されていた胸元の谷間を拝んだのは内緒です。
そんなミユキさんもだいぶ大人になり、私の入社数年後にはおとなしくなりました。弱いくせによく飲むのは相変わらずでしたが。
ある日の飲み会でミユキさんはしばらく席を外しました。どうせ彼氏に電話でもしているのだろうと思った私は飲み過ぎてトイレが近くなり、席を立ってトイレに行きました。そうしたら目の前に下着を下ろして、洋式便座に座り込んで眠っているミユキさんがいました!小さい居酒屋で、男女兼用のトイレだったのです。
慌ててドアを締め、他の女性の先輩を呼びに行きました。その先輩はことの重大さに気づいて、すぐに対処してくれました。会は当然お開きとなり、その先輩がミユキさんを送って帰りました。
ひどいのが翌朝のミユキさんです。「あいつ、私が入っているトイレにノックもせずに入って来たんだぜ!おかげで私のセクシーランジェリー見られたぜ!」そう触れて回っていました。あれ?悪いのは私なの?
さすが参ったので、ミユキさんを送っていった先輩に相談しました。あんまりではないでしょうかって。そうしたらその先輩はこう言いました。
「あら、あなただって昨日の帰りがけに『赤いおパンツのミユキさん、おやすみなさい』と言いながらタクシーに手を振っていたわよ。わたし、恥ずかしかったんだから!」
まだ、ミユキさんも私も若くて酒癖の悪かった頃の話。