「電子足輪」でも再犯=性犯罪防止効果に限界-韓国
【ソウル時事】韓国で45歳の男が性犯罪防止用の「電子足輪」を装着したまま女性を襲い、殺害する事件が起きた。電子足輪の犯罪防止効果の限界が指摘されるなど波紋が広がっている。
22日付の韓国紙によると、男は20日午前、ソウル市内の自宅から約1キロ離れた住宅に忍び込み、主婦(37)を暴行しようとしたが抵抗されたため、刃物で首などを刺し殺害。その場で現行犯逮捕された。(2012/08/22-15:58)
日本人のために韓国の電子足輪法の解説を
電子足輪(GPSアンクレット)法

電子足輪(GPSアンクレット)法とは、13歳未満の児童に性犯罪を犯した者に対し、位置追跡を可能とする装置で、2008年9月より施行され最長で10年間装着する事を義務づける法律。
性犯罪の多い韓国では、青少年保護委員会が2001年7月より青少年に対する性犯罪者名簿を公開していたが、2008年5月に電子足輪法(特定性暴行犯罪者位置追跡法)、治療監護法、性暴行犯罪処罰法の3法案を含む「性暴行犯罪対策法律改正案」が国会で可決された。
また、治療監護法の改正で児童に性的衝動を感じる小児性愛症(ペドフィリア)など、性に関する精神疾患を抱えた性犯罪者は最長で15年間、強制収容され治療を受けることになった。
しかし、その後も相次ぐ凶悪な児童性犯罪「ナヨンちゃん事件」などにより、2009年10月法定刑によって付着期間を決める内容の「特定犯罪者に対する位置追跡電子装置付着などに関する法律(電子足輪法)」を改正し、装着する期間を10年から最長30年まで延ばした。
改正案によれば、性的暴行傷害をはじめ、法定刑が無期懲役以上の強力犯罪に対しては、電子足輪を付着する期間を「10年以上30年以下」にし、法定刑の下限が有期懲役3年以上の犯罪の場合は「3年以上20年以下」、法定刑が3年未満の場合は「1年以上10年以下の範囲内でそれぞれ付着を命じるようにした。
特に13歳未満の児童を対象にした犯罪に対しては、付着期間の下限から2倍まで加重させることができるようになっている。 (中央日報より)
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