【ファッション・オタク通信】ダンディーか、悪趣味か… 麻生財務相の“ギャング姿”に話題騒然
2013.02.21
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今月15-16日、モスクワで開かれていたG20で、なぜか麻生太郎財務相が話題になっていた。注目されていた「アベノミクス」のアピールが、ではなく、麻生氏のファッションが“クール(イケテル)!”ということだそうだ。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)で、「日本の財務相がギャングスタイルでG20に-」というタイトルで報じ、さらに「もしかして5大ファミリーのボス会議に行くの?」とカッコ付きで付け加えた。
G20に出席するためモスクワに発つ麻生氏は、黒のロングコートにマフラーを沿わせた装いで、極めつけは斜めにかぶったソフト帽。し、渋い。何でも麻生氏はかなりのオシャレさんとして有名なのだそうだ。知らなかった…。
そんな麻生氏が「スーパークール」「かっこいい」「渋い」「マフィアみたい」…と、ネットで話題になっている。あのこわもてだから確かにマフィアに見えなくもないのだが…。とにかく、ソフト帽を深く斜めにかぶったスタイルが粋だと評判(もちろん悪評もあるが)になっているのは間違いない。
ソフト帽といえば伊の老舗ブランド「ボルサリーノ」が有名だ。ボルサリーノの創業は1857年。イタリア人の創業者、ジュセッペ・ボルサリーノ(1834-1900年)がイタリア北部の街、アレッサンドリアにフェルト帽の芸術的職人だけを集めた工房を設立したのが始まり。
アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンド出演の映画「ボルサリーノ」(1970年・仏映画)で世界的に知名度を上げた。日本では「ソフトハット=ボルサリーノ」というイメージが定着しており、ソフト帽の代名詞的ブランドである。気になるのはソフト帽のお値段だが、3万円ほどから10万円以上(!)するものも。やはり高い…。
ソフト帽は第2次大戦前後の頃まで、紳士が外出の際に身につける一般的な服飾品だったそうだ。ボルサリーノ社の帽子は、そんな習慣の中で、トップブランドとしての地位を確立していった。ほかにも米の「ステットソン」や英の「ロック」なども、セレブリティを顧客にかかえるトップブランドとして名高い。そんな紳士たちが身につける帽子なのに、ギャングとは…。
実在したギャング、アル・カポネ(1899-1947)もソフト帽に葉巻をくわえている姿が有名。映画「ボルサリーノ」もギャングものだ。マフィアのボスを描いた映画「ゴッドファーザー」シリーズの登場人物も、みーんなソフト帽をかぶっていた。(時代的にも)ソフト帽とギャングは切っても切れない関係なのだ。そういえば、麻生氏の祖父、吉田茂元首相(1878-1967)も帽子の愛用者だったらしい。祖父譲りのダンディーだったのね。
日本マフィアのボス?