
「屏山書院」に行きました。
安東で是非訪れたかったのが、この屏山書院だ。建築的には別にこれといった物は無いが、自然の中に溶け込んだようなこの書院の存在が、以前から気になっていたのである。朝7時50分、安東市内からバスで出発。料金は1200Wと安い。
携帯電話の充電器を持ってこなかったので、枚数に限界がある。仕方なく使い捨てカメラを購入した。写真写りは悪いが、無いよりはマシだ。
安東市内から40分ほどで着く。到着してすぐに気に入った。ここは他とは空気が違う。屏風のように連なる穏やかな山に囲まれた、清々とした場所だった。写真写りが悪くてその感じが出ないのが残念だが。
さて、それでは中に入ろう。
門をくぐると、正面に「晩対楼」が現れる。その奥の立教堂まで見渡せる感覚が独特である。
晩対楼の下。曲がった柱が良い。

晩対楼をくぐると、立教堂を中心とした空間が出現する。この写真は他から拝借した写真。当日はこれくらい天気が良かった。
屏山書院は前学後廟の配置をしており、朝鮮後期の書院の典型的な形式を示す。正面にあるのが「立教堂」。
立教堂から晩対楼を見る。
この景色は屏山書院のハイライトの1つである。晩対楼は完全な吹き放しの建物なので、その奥の景色が視界に入ってくる。また、ここの視界が防がれないので、立教堂前の空間も閉塞感を感じさせない。

晩対楼(他から拝借した写真)。建築的な素朴さが、逆に周囲の景色によく溶け込む一因となっている。
運が良かったのは、この晩対楼に上がれたことだ! 訪問時間が早く、写真に見えるような立ち入り禁止の標識がまだ出ていなかった。女性2人組が先に上がっていたので、自分も問題ないと思って上がったのだ。
晩対楼の内部。写真写りが悪いが、こんなに暗くない。
ここはまさに絶景。景色が良いだけでなく、周囲の自然が自分の中に入ってくる感じかな。本当に贅沢な空間で、今回の旅で最も印象に残った場所となった。立教堂から見る晩対楼も悪くないが、やはり晩対楼の中から周囲の景色を見る方が10倍以上素晴らしい。
自分の記憶の中に、最高の思い出がインプットされたのであった。
さて、屏山書院の問題は、バスの本数がかなり少ないこと。ここに20分停車するだけで、すぐに河回村に出て行ってしまう。20分でこの屏山書院を堪能するのは不可能に近い。
外に出て受付の人に話を聞くと、受付の人は90歳近いお爺さんで、何と大阪に住んでいたことがある人だった。今でも日本のNHKを見ているという。彼によると屏山書院から河回村まで約120人の団体様が歩いて移動するので、君も参加すればよろしいと言われた。このお爺さんとの会話は楽しかったね。
また、その団体様の先導役の数名も日本語を話せたので、その会話も面白かった。30分ほど待ったが、とある団体の到着が遅れ、自分は仕方なく先に河回村に向かうことになった。この日の夕方にソウルに戻らなければならなかったからである。
河回村まで歩いて1時間強の道のり。
この道の景色がまた最高だった。ただし、歩いているのは自分だけだが・・・もったいないことだ。
河回村が見えてきた。お勧めのハイキングコースだね。
屏山書院は空気、景色、全てが最高だった。今回の旅で最も気に入った場所になったのは言うまでもない。
終わり