私の妻はずっと雪女と呼ばれていました。でも妖怪という訳ではなく、物凄い白い肌を誇っていたという訳でもありません。あ、長い黒髪はあるかも。
肌に関しては夏は日焼けして冬は白いので、雷鳥みたいです。
ではなぜ雪女かというと、主要な行事で片っ端から雪を降らせたからです。小学校から高校の卒業式はもちろん、卒業前の遠足やスケートの行事まで。
そんな彼女ですが、彼女の父親の葬式だけは降らせませんでした。
全て終えて家に戻ってきたあと、真っ白に雪を被ってとても美しく輝く北アルプスを眺めながら、これからは雪山を見る度に義父を思い出すのかなあと思いました。