寒風が冷ややかに吹いて来れば間違いなくキムチの漬け込みつける日が近付く. キムチの漬け込みの日は来た家族が総出動する大きい行事だった. 庭先一方に白菜と大根が山のように積もって, お母さんは上手な手さばきで白菜を漬けて大根を切った.
お母さんのキムチの漬け込みは特別だった. 塩辛においがバン深い味と辛くない仄かな辛い味が一団となって, キムチ一つだけでも飯をたいた器をさっさと留守にすることができた. お母さんは常に "キムチの漬け込みは手味"とおっしゃった. レシピは参照ばかりするだけ, 材料の新鮮度と熟成位を調節するのはオロッが手味に不足しているというのだ.
キムチの漬け込みの日, 生える白菜の中を和える事を引き受けた. 赤い味付けの中でアサックゴリは大根と束ねぎ, 塩辛においがした. お母さんは横で "あまりぎゅうぎゅう押すな" "めいめいによく和えるとおいしい"と言いながら絶えず助言を言ってくださった. 下手な腕前だったが, お母さんの教えおかげさまでキムチ味はますます深くなった.
キムチの漬け込みが終われば全家族は共に暖かい獣肉にキムチを添えておいしいお昼を食べた. その日食べるキムチ味は蜂蜜の味だった. 芥子菜和えたキムチの新鮮さとお母さんの手味が一団となって世の中で一番おいしい食べ物になった.
時間が経って私も大人になったし, お母さんはこれ以上キムチの漬け込みをしない. しかしキムチの漬け込みの毎にお母さんの手味と暖かい激励が浮び上がる. キムチの漬け込みキムチの中にはお母さんの愛と真心が込められているからだ.
お母さんは常に "キムチは真心"とおっしゃった. 材料を選んで整える過程からキムチを熟成させる過程まで, すべての過程に真心が込められるとおいしいキムチが完成されるというのだ. お母さんのキムチは単純な食べ物ではなく, 家族の健康と幸せを祈る心が込められた贈り物だった.
これからは私もキムチの漬け込みをすることができる. しかしお母さんの手味を付いて行こうとすればまだまだ. お母さんのキムチには歳月の深みと経験が盛られているからだ. お母さんの手味は単純においしい食べ物を作る技術ではなく, 家族を愛する心と真心を盛る方法だった.
キムチの漬け込みつける日, お母さんの暖かい手助けと激励を思い浮かんでキムチを和える. お母さんの手味を似つつあろうとすればまだ遠かったが, 真心をつくしてキムチをつけることだけでもお母さんの愛に少しでも近くなることができるようだ.