Enjoy Korea/Japan終了決定の様なので、えらそうな物言いで申¥し訳ありませんが一筆。
私が勝手に思うに、エンコリでは知識量ではなく方法論の部分で、参加者に大きく優劣の差があったと思います。基本的に「物を調べる」という事は単に言葉の意味を知るだけではなく、どのような研究を踏まえて、その研究なり著述なりがどのような位置づけにあるのか、どんな意味を持つかは、その対象そのもののみ調べるだけでは理解はできません。
しかし多くの青組が基礎さえなく攻勢に出てきてしまったのは、「インターネットを一足飛びに与えられてしまった事による害」な気がします。
ある程度の年齢の場合、リソ¥ースの使い方、判定の仕方ってある程度紙ベースでも、論文講読やら辞書の使い方なんかで叩き込まれると思いますし、情報の基本的な使い方、限界をわかった上でインターネットが与えられた。ならば媒体が変わっただけで、調べ方の基礎ってのは変わらないとは思います。
でも、インターネットの場合、紙媒体とは違って検索ができてしまう関係上、関係ありそうな単語のみを正確に抜き出す事ができるので(紙ならある程度読んで探さなければいけないですし。)、低年齢層で辞書の引き方すら学ばない子が、インターネットで「それっぽい」リソ¥ースにピンポイントでアクセスできてしまう。読み方知らない子が付帯情報抜きでリソ¥ースにアクセスできるって、凄く怖い気がします。まして、そんな子が新たに錯誤を拡大再生産し、情報発信まで容易くできてしまう訳ですし、それをさらに検索で見る人がいて、となってしまいます。
たとえばドイツのユダヤ人への補償に、中央日報(たしか)にしか載っていない謎の数字を持ち出してドイツはこんな保証をしている!とか言い出したりした子もいました。しかも自信満々に。本人にとってはちゃんと調べたのだから、ということなのでしょうけど。
情報の確度維持ができない事がどれだけコスト的にデメリットなのかは初期に学び是正されるはずなのですが、それを学ぶ前にネットと言うおもちゃを与えられてしまったので『順序を追って』発展していく機会が奪われてしまったのでは、などと見てしまいたくなるわけです。
ですので、単純にエンコリの惨状を見ていると日帝は何も奪わなかった、なんていうのは嘘で、非常に重要なものを奪ってしまったんではないか、と。
自分で習得しないまま近代を与えられ、自分で習得しないまま独立を与えられ、自分で習得しないままインターネットを与えられ、となると、受容者集団全体の質として誤情報をブロックする制度というか、排除する認識が育っていないとしても、むべなるかなと言うところかと思わないでもなかったり。
いや、見た範囲内のみでの感想です、ただの。