【中央日報】
ドルになにが? 米国の通貨スワップ締結に疑問ふくらむ
米ドルになにが起きたのか。米連邦準備制度理事会(FRB)が6日に英国・日本・スイス・欧州連合(EU)の中央銀行と通貨スワップ協定を締結したと発表¥すると、その背景に対する関心がふくらんでいる。この協定でFRBは必要な場合に英国から300億ポンド、日本から10兆円、EUから800億ユーロ、スイスから400億スイスフランを引き出せることになった。ドルに換算すると総額2850億ドルに達する。
米国は昨年、金融危機が始まった後にこれら4つの中央銀行にドルを貸し出せる通貨スワップを締結した。今回は反対にこれらの国の通貨を借り入れられる通貨スワップを締結したのだ。そのため今回の通貨スワップは既存の「一方通行」から「双方向通行」に変わったという評価が出ている。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)のエコノミスト、ギレス・モエク氏はAFP通信とのインタビューで、「予¥防的な措置だろう」と解釈している。今後外貨が緊急に必要になる場合に備えた措置という見方だ。外信は「米国は当面この資金を引き出すことはないだろう」と伝えている。
しかし依然として疑問は残る。現在世界の各国と銀行が最も安全な通貨のドルを確保するのに力を入れている。米国の立場からはドルが不足すれば発行すればいい。それなのにわざわざ通貨スワップを結んで外国通貨を確保したのだ。
一部では外貨不足に苦しむ一部の金融機関のためFRBが直接乗り出したのではないかとの見方が出ている。別の一方では米国の金融機関の信用度が落ち、海外の金融市場で調達費用が急騰したためFRBが代わりに外貨を確保し自国の金融機関に貸し付けようとしているとの分析もある。
米国の代表¥的な投資家、ジョージ・ソ¥ロス氏もドルの地位が揺らぎかねないとの警告を発している。ソ¥ロス氏は6日にロイター・フィナンシャル・テレビに出演し、「ドルが世界の基軸通貨としての地位を国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)に取って代わられる可能¥性がある」との見方を示した。また、「長期的にはドルでなく別の国際会計単位を持つことがわれわれにも利益になるだろう」と述べた。
【参考1】
通貨スワップ協定とは、各国の中央銀行が互いに協定を結び、自国の通貨危機の際、自国通貨の預入と引き換えにあらかじめ定めた一定のレートで協定相手国の通貨を融通してもらうことができることを定める協定である。
概要
自国の信用状態が健全であれば、中央銀行は自国通貨を市場で売買することによって一時的かつ急激な変動を抑え為替レートの均衡を保つことができる。
しかし信用不安や外国為替取引により自国の通貨レートが急激に下落した局面においては、自国通貨での為替介入は自国通貨の下落による無価値化によって不可能¥となるため、そのような状態に陥った場合には、あらかじめ定められた一定の(市場より有利な)レートにより、協定相手国の中央銀行よりドルまたは相手国の通貨を融通してもらう約束をすることによって、為替レートの一時的かつ急激な変動を防止することが可能¥となる。
実際に外貨が必要な際には、自国通貨を担保として協定金額の範囲内で他国の中央銀行より外貨を借り入れることができる。借入国はこの外貨を協定で定められた範囲の国際決済や為替介入に使用することが可能¥となるが、これはあくまで短期的な借り入れであり、協定によって定められた短い期間内に返済が求められる。
スワップ協定は、通貨危機の際には一時的な外貨準備の増加であると捉えることが可能¥であるが、自国の資本を使用する外貨準備とは異なり、あくまで他国から借金をして得た一時的なものであるため、実際に使用してしまった場合には、あらかじめ定めた期限までにこれを返却する必要がある。従ってスワップ協定を使用したあとさらに自国通貨が下落した場合には、返済するために協定相手国の通貨を市場で調達する際にさらなる為替差損を蒙る可能¥性がある。
アジア通貨危機以降、自国通貨に信用の無い各国は為替の安定のため、信用のある国際通貨を持つ国とのスワップ協定を成立させることによって自国通貨の信用不安を防止しており、2国間協定や、チェンマイ・イニシアティブ(CMI)などの通貨バスケットによる引出権を使った手法など、さまざまな協定を結んでいる。
2005年には、日本、中国、韓国、ASEAN諸国の間でスワップ協定が結ばれている。
【参考2】
FRB、日欧の主要4中央銀行と通貨スワップ協定(日経)
米連邦準備制度理事会(FRB)と日本銀行など日欧の主要5中央銀行は2009年4月6日、信用不安が根強い米国内の金融機関で外貨調達が難しくなる緊急時に備え、通貨スワップ(交換)協定を結んだと発表¥した。FRBからの異例の要請に基づき協定を結んだ。
他の3中央銀行は、欧州中央銀行、イングランド銀行、スイス国民銀行で、有効期限は10月30日まで。この間、FRBは緊急時に最大で10兆円、800 億ユーロ、300億ポンド、400億スイスフランを各中央銀行から調達し、米国内の金融機関に供給できる。同日の5中央銀行共同声明では「国際金融市場の安定のために必要な措置を取り続ける」と強調した。
金融機関が参加する短期金融市場では、リーマン・ショック後にドルの取り引きが滞り、取引金利が急騰。このため、昨年9月には各中央銀行がFRB からドルを受け取って自国の金融市場に供給するスワップ協定を結び、ドルの供給を2倍以上に拡大し、金融市場を鎮静化させた。今回の協調体制はこれに続くもので、FRBが円を供給するのは初めてという。
AIGなどの米国金融機関が資金繰りに行き詰まって経営再建に失敗すれば、金融不安が再燃しかねないため、不測の事態に対応できるように連携を強化する必要があると判断したとみられる。
【参考数値1】
10兆円=1000億ドル (1ドル100円換算)
800 億ユーロ=1080億ドル (1ユーロ135円換算)
300億ポンド=405億ドル (1ポンド150円換算)
400億スイスフラン=360億ドル (1スイスフラン90円換算)
米韓スワップ限度額 300億ドル=3兆円=37兆5000億ウォン (100円1250ウォン換算)
【参考数値2】
アメリカ連邦準備制度理事会との通話スワップ資金を活用した競争入札方式外貨貸し出し
(スワップ借り入れ状況?)
回 入札日 決算日 満期日 貸付期間 募集額
1 081202 081204 090226 84日間 40億ドル
2 081209 081211 090305 84日間 30億ドル
3 081222 081223 090319 86日間 40億ドル
4 090113 090115 090409 84日間 30億ドル
5 090120 090122 090416 84日間 30億ドル
6 090224 090226 090521 84日間 40億ドル
7 090303 090305 090528 84日間 30億ドル
8 090317 090319 090611 84日間 30億ドル
借入総額 40+30+40+30+30+40+30+30=270億ドル
完済分(多分返したはず) 40+30+40=110億ドル
現況借入額 270−110=160億ドル
【次回(4/9)返済額 30億ドル】
【私見】
さすが無限の発行力のある、韓国の新聞だけあるなぁ。(棒
中央日報は、韓国の感覚で他者を見てるみたいけど、
そのアメリカからスワップでドルを借りるのを
繰り返しているのはどこだろうねえ。