足利事件、検察側が無罪求刑「申し訳なく思っている」
朝日新聞 2010年2月12日12時25分

栃木県足利市で1990年に当時4歳の女児が殺害された「足利事件」の再審第6回公判が12日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)であり、無期懲役刑での服役中に釈放された菅家利和さん(63)に対し、検察側が無罪を求刑し、公判の中で初めて菅家さんに謝罪した。弁護側も無罪判決を求め、結審した。判決公判は3月26日。逮捕から18年以上を経てようやく、菅家さんに無罪が言い渡される。
検察側は論告で「無罪が言い渡されるべきことは明らか」とした上で、「真犯人ではない菅家さんを起訴し、17年半にわたって服役させた。取り返しのつかないことを招き、検察官として申し訳なく思っている」と述べ、深々と頭を下げた。さらに「今後、二度と繰り返さないようにしたい」と語った。
一方、弁護側は最終弁論で、DNA型再鑑定によって「菅家さんの無実は明白」とした上で、元の裁判で菅家さん有罪の根拠となった「DNA型の一致」と「自白」について、「証拠能力がなく、当時の判決は根本的に誤ったものだった」と主張。「真っ白な無罪を」と訴える菅家さんの希望に沿う判決を求めた。
最終弁論後、菅家さんも法廷で「なぜ私が犯人にさせられたのか、原因を説明してほしい。足利事件の真実を明らかにしてほしい」と訴えた。
佐藤博史弁護士が、足利事件の誤判の責任は裁判官、検察官、警察官、弁護士、マスコミそれぞれにあったとして、「関与したすべての者が職責を果たさなかったために悲劇が生まれた。深刻な反省が求められる」と締めくくった。(吉永岳央)
出所:http://www.asahi.com/national/update/0212/TKY201002120115.html?ref=goo
おめでとうございます。
もし途中で諦めていたら、汚名を着せられたままだったでしょう。
18年の世間の不理解の中でも諦めなかった菅家さんに敬意を表します。