【 好童王子と楽浪公主 】 三国史記より
高句麗のホドン王子(好童王子)は沃祖(オクジョ)の地を訪れました。
楽浪国の崔理王は沃祖でホドン王子に出会います。
「あなたは非凡な顔相をしています。高句麗の王子ではありませんか」
崔理王はホドン王子を連れて帰国し、娘のナクラン姫(楽浪公主)に会わせました。
楽浪国には不思議な自鳴鼓(太鼓と角笛)という宝物がありました。
敵の侵入を、自ら鳴って知らせる兵器です。
高句麗に戻ったホドン王子は、ナクラン姫に密かに手紙を送りました。
「楽浪国の兵器庫にある自鳴鼓を壊してくれれば、あなたを妻として迎えます。」
ホドン王子を愛していたナクラン姫は、自鳴鼓を刀で切り裂きホドン王子に知らせました。
ホドン王子は、楽浪国を攻めるように、父の高句麗王に言い高句麗軍は楽浪国へ向かいます。
自鳴鼓が鳴らず楽浪国は安心していたので高句麗軍は、簡単に城下まで軍を進めることができました。
崔理王は、自鳴鼓が壊されていることを知り娘の仕業だと悟りナクラン姫を殺してしまい降伏しました。
--その後--
ホドン王子は高句麗王の正妻の子ではありません。
容姿端麗なのでホドン(好童)と名づけられました。
正妻の王妃は、自分の子が次の高句麗王になれない事を恐れ高句麗王に言いました。
「ホドン王子は、手柄を立てて思い上がっています。謀反を起こそうとしているに違いありません」
高句麗王は言いました。
「王妃は他人が生んだ子だから、そんなに憎むのだろう」
王妃は、高句麗王が自分の話を信じずに後々、禍になる事を恐れました。
「私の言った事が嘘ならば私が罰を受けます。」と号泣しながら王に言いました。
高句麗王は、ホドン王子を罰する事にしました。
ある家臣がホドン王子に言いました。
「なぜホドン王子は高句麗王に釈明しないのですか?」
「私が無実だと訴えれば、王妃が悪者となり、父の高句麗王を苦しませる事となってしまいます。」
そう言ってホドン王子は剣で、わが身を突き刺し自殺しました。
--- 終わり ---
高句麗は、満州族(女真族)の国で、中国の歴史です。
楽浪は、中国が朝鮮半島を植民地統治する為に設けた楽浪郡ではないですか?
よって、この話は中国の物語になります。