お久しぶりです。
最近、評判の良い映画「ビリギャル」を見てきました。主演は映画、テレビなどで今大活躍の有村架純です。
主人公の名前は工藤さやか、彼女は東西南北も分からない偏差値30の女子高生です。
この映画は、学力分布で下位2%にいた彼女が、上位2%で偏差値70の慶應大学の入試に、一発大逆転して現役合格する、笑いと涙と感動の物語です。私は原作も読みました。
彼女は、勉強を通じて知ることの楽しさを覚え、学力はどんどん上昇していきます。しかし、スタートが遅かったため、慶應の入試に間に合うかどうか、時間との競争になります。そして受験勉強が終盤になるにつれて、自分の可能性をどこまで信じられるかという、大きな壁にぶつかることになります。彼女がそれをどうやって乗り越えたかが映画のテーマといえます。
映画では、可能性を信じて挑戦することの大切さと、自分を信頼してくれる人の有難さを教えてくれます。そして、現実に流され、妥協に走る大人たちに反抗する青春映画でもあります。さやかが塾教師の坪田先生(伊藤淳史)に感謝の手紙を出しているのですが、その中にビリギャル時代の大人たちへの目線をつづっているところがあります。そこも聞き所です。
坪田先生は受験に向かうさやかへの餞の言葉として、彼女が愛用した辞書に、
“Where there is a will、there is a way”(意思あるところに道は開ける)
と記します。
このシーンを見て私は、数十年前の悩み多き学生時代に引き戻されました。人間関係に悩み、将来への不安に苛まれていたとき、ラジオから聞こえてきた淀川長治氏(映画評論家、故人)の言葉に励まされたのを思い出しました。何かの映画の台詞だったかと思います。
“あなたが本当にその道を通りたいなら、他人はあなたのためにその道を空けてくれるでしょう”
そしてこの映画は、一生懸命頑張っている人に他の人たちは道を譲るだけでなく、そっと背中も押してくれるのでした。
私は恥ずかしながら、眼鏡を外して涙を拭わざるを得ませんでした。一つ空いた席の女子高生から鼻をすする音が聞こえました。私と同じような“オジサン”たちも背広姿でちらほらと見に来ていましたね。
たいへん良い映画です。オススメです。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=ICQiL8QUVAg
(おまけ)
最後のエンドロールも必見です。出演者が全員「可能性」という主題歌を熱唱しているシーンがあります。受験生だけでなく、私たちみんなへの応援歌ですね。