
打ち上げ日数制限を撤廃=種子島と内之浦、42年ぶり―H2Aの商業利用促進
鹿児島県の種子島宇宙センター(南種子町)と内之浦宇宙空間観測所(肝付町)で、漁業への影響を抑えるため、年190日間とされていたロケットの打ち上げ可能期間が来年度から撤廃される。漁業団体との協議が まとまれば、年17回を上限として、いつでも打ち上げられる。文部科学省と宇宙航空研究開発機構、 鹿児島県、同県漁業団体の代表者が29日、県庁で合意文書に調印した。
打ち上げ期間は種子島に発射場が建設される前年の1968年に年90日間と決められ、97年に緩和された。撤廃は42年ぶり。鹿児島のほか、宮崎、大分、高知、愛媛の各県漁業団体とも同様の合意がされた。
回数の上限や、国が宇宙機構を通じて実質的な漁業補償金を拠出する体制は変わらない。
日本の主力ロケットH2Aは三菱重工業に移管され、同社は国内外の衛星の打ち上げ受注を増やすことを目指している。欧米やロシア、中国のロケットはH2Aより安く、競争は厳しいが、制限撤廃はプラスになるとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100729-00000101-jij-soci