小型固体燃料ロケット「イプシロン」開発へ
文部科学省宇宙開発委員会の推進部会は5日、廃止された国産ロケットM5に代わり、新たな小型固体燃料ロケット「イプシロン」の開発を進めることを妥当と結論づけた。
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「イプシロン」は、開発費205億円をかけ、2013年度に打ち上げを予定。全長24メートル、重さは91トンで、H2Aロケットに比べると半分以下の全長になっている。打ち上げ準備期間を世界最短の7日間に短縮し、費用をM5ロケットの約半分にあたる38億円に抑える。小型科学衛星などの打ち上げに使われる。
(2010年8月9日07時20分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100809-OYT1T00045.htm
「はやぶさ」後継機、今度は何を目指す?
小惑星探査機「はやぶさ」の後継機開発が、国の宇宙開発委員会で了承され、2014年打ち上げに向けて動き出す。
小惑星との往復で世界を驚かせたはやぶさの技術を生かす、新たな挑戦。今度は何を目指すのか。実現できるだろうか。
後継機「はやぶさ2」の目的地は、直径約1キロ・メートルの小惑星「1999JU3」。1号機が行った小惑星イトカワとの大きな違いは、炭素を含む化合物が豊富にありそうなことだ。「生命の起源を探る旅になる」と、宇宙航空研究開発機構の吉川真准教授は語る。
地球上に生命が現れたのは、約38億年前。生命を形作るアミノ酸などの炭素化合物は、古代の海で自然に合成されたとの考え方が主流だった時代もある。しかし、隕石(いんせき)や彗星(すいせい)からアミノ酸が見つかり、「生命のもとになる有機物は、宇宙から飛来した」との説も有力になってきた。小惑星は、太陽系の初期の状態をとどめているといわれ、そこから有機物を含む試料を持ち帰れば、飛来説の検証や発展につながる。
はやぶさ2は、1999JU3に到着すると、爆薬の力を借りて、地表面に大きな「穴」を開ける。宇宙環境による変化を受けていない、「手つかず」の岩石を露出させるためだ。
その後、穴の底へ着地し、岩石を拾うが、そこにも工夫がある。1号機は、弾丸を地面に撃ち込んで、舞い上がった砂を採取する計画だったが、装置の作動に失敗した。そこで2号機は、接着剤で周囲の岩石をくっつける「とりもち」など、複数の採取方法を使う。
炭素化合物の豊富な小惑星は、大半が火星より遠い場所にある。ところが、1999JU3はもっと内側の軌道を回っており、数年に1回、地球へかなり近づく。イトカワと似た軌道で、はやぶさのような馬力の小さい機体でも往復できる、珍しい存在だ。
そこへ行くには、14~15年が打ち上げの好機。もう、開発期間に余裕はない。しかし、財政難のため、宇宙機構も来年度予算は厳しい削減が求められており、はやぶさ2の開発費約148億円をどう確保するか苦しんでいる。
米航空宇宙局(NASA)は、得意の惑星探査技術を生かし、1999JU3より遠方にある小惑星へ、有機物を採りに行く探査を計画中。はやぶさ2の開発が15年に間に合わず、次の打ち上げの好機まで延期となれば、米国に先を越され、「事実上、計画断念に追い込まれる」と、宇宙機構の川口淳一郎教授は懸念する。
心配はもう一つ。1号機を満身創痍(そうい)に追い込んだ様々な故障は、再発しないのか。吉川准教授は「エンジンの改良や姿勢制御装置の追加で、故障に強い機体にします」と自信たっぷり。無事に帰還して試料の入ったカプセルを投下した後は、燃え尽きずに地球の近くを長期間、飛び続ける計画だ。(本間雅江)
小惑星「1999JU3」を探査する「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)
(2010年8月11日08時44分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100811-OYT1T00176.htm
開発が順調に進めば、
イプシロン・ロケットで、
HAYABUSA2 の
打ち上げが
実現しますね!
^^