駆逐艦「雷」 艦長の工藤俊作少佐の偉大な功績

1942年3月1日、英重巡洋艦「エクゼター」(13,000トン)、「エンカウンター(1,350トン)は、ジャワ海脱出を試みて日本海軍の艦隊と交戦し、相次いで撃沈されました。
そして両艦艦長を含む約四五〇人の英海軍将兵が漂流の身となります。
翌3月2日、午前十時ごろには、彼らは生存と忍耐の限界に達し、一部の将兵は自決のための劇薬を服用しようとまでしてた。
そのとき、偶々、単艦でこの海域を哨戒中であった日本の駆逐艦「雷」が、漂流している英国乗組員を発見します。
日本の駆逐艦「雷」の乗員は220名。
漂流する敵将兵は450名余。
さらにこの海面には、敵潜水艦が多数徘徊しており、艦を停止させること自体、自殺行為に等しかったそうです。
しかし、「雷」艦長の工藤俊作少佐(当時)は、敵英国水兵の救助を決断し、艦を停止します。
そして敵兵を自艦に救助する。
救助の時点で、工藤艦長は、英国兵達の体力が限界に達している事に気づきます。
そこで万一のためにと警戒にあたらせていた要員も救助活動に投入。
いちぶの英海軍将兵は、艦から降ろした縄はしごを自力で登ることすらできなかった。
そこで、竹ざおを下し、いったんこれにしがみつかせ、艦載ボートで救助しようとしたが、力尽きて海に沈んで行く者もあった。
そこで工藤艦長は、下士官を海に飛び込ませます。
そして気絶寸前の英海軍将兵をロープで固縛し艦上に引き上げた。
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