あきづき型護衛艦の詳細は「あきづき型護衛艦について」をご覧ください。
要点をまとめてほしいという意見があったので自分勝手ではございますがまとめさせて頂きます。
①FCS-3Aについて
SPY-1Dに近く、Cバンドでは世界一でしょう。詳しい性能は分からないですが、SPY-1F以上であることは確かです。Sバンドの性能をCバンドでつくり、Cバンドの特性が強化されていることからかなりの性能なのは間違いありません。アメリカの軍事サイトを見るとGaN素子や、Xバンド・レーダーに捜索・追尾機能を付加すること、ひゅうが型からの3倍以上の出力強化、新型戦術情報処理システム、新型戦術指揮統制システムデジタル処理アルゴリズムと処理速度の飛躍的向上、および半導体高度化でSPY-1Dと同等との意見が多かったです。同等はないでしょうが非常に近い性能一部凌駕していることは間違いなさそうです。
②武装について
ESSMに加えてMk41 VLS、国産07式垂直発射魚雷投射ロケットなど新型が導入されてるのに加えて、SSM-1B 90式艦対艦誘導弾など従来の武器も搭載しています。近接防空火器(CIWS;Close-In Weapon System)としては高性能20mm機関砲2基。ひゅうが型のHOS-303 3連装短魚雷発射管で船内からの遠隔操作が可能です。GRX5も使用可能です。米BAE システムズ・ランド・アンド・アーマメンツ社製のMk 45 Mod 4 5インチ砲を採用する。哨戒ヘリコプター(SH-60JまたはSH-60K)だが、格納庫は哨戒ヘリコプター2機または、MCH-101掃海・輸送ヘリコプターに対応可能です。ヘリコプター拘束具もPAST MK6に変更になりました。
③C4I
C4Iシステムは本型は、新開発のOYQ-11戦術情報処理装置を中核としたシステム艦として構築されています。本型の戦闘システムの中核となるOYQ-11は、ひゅうが型ヘリコプター搭載艦のOYQ-10を汎用護衛艦向けにカスタマイズしたものと言える。現代海軍C4Iシステムの標準にあわせて、商用オフザシェル化されたQ-70ワークステーションによる分散コンピューティング方式を採用しており、Q-70と兵器・センサーをローカルエリアネットワークによって連接することで各武器・センサー・サブシステムが構成され、これらのサブシステムはNOYQ-1B統合ネットワークによって連接されています。本型では、OYQ-11サブシステム、FCS-3Aサブシステム、電子戦サブシステム、対潜戦サブシステムが構成されている。
通信手段としては、通常の短波(HF)・超短波(VHF)・極超短波(UHF)の無線機のほか、統合データ・ネットワーク(JDN)や海軍戦術情報システム(NTDS)に参加できるように、リンク11、リンク14、リンク16に対応している。また衛星通信としては、スカパーJSATが提供する公用のSUPERBIRD B2およびSUPERBIRD D衛星通信、民間のインマルサット衛星通信、およびアメリカ軍のUHF-SATCOMに接続するためのUSC-42衛星通信機が搭載されています。また、日本の監視衛星、日本独自のGPS網構築のため打ち上げられた「みちびき」も活用できるでしょう。
従来海上自衛隊が採用していた戦術情報処理装置においては、センサーからの入力、および射撃管制装置への出力は手動で行われており、また、戦術状況の判断なども多くをオペレーターに依存していた。これがリアクション・タイムの短縮において制約となっており、また同時多目標対処能力も制限された。
これを改善するために開発されたのが、新戦術情報処理装置ACDS (Advanced CDS)を中核として、SWAN (Ship Wide Area Network)によって各戦闘システムを連接した新戦闘指揮システムATECS (Advanced Technology Combat System)である。ATECSを構成するのは以下のシステムである。
- 新戦術情報処理装置 ACDS (Advanced Combat Direction System; OYQ-10)
- 艦載用新射撃指揮装置(00式射撃指揮装置3型 FCS-3)
- 新対潜情報処理装置 ASWCS (Anti Submarine Warfare Control System)
- 水上艦用EW管制システム EWCS
ACDSはOYQ-10として制式化され、ひゅうが型護衛艦に搭載された。OYQ-10の特徴は、オペレーターの判断支援および操作支援のため、予想される戦術状況に対応して、IF-THENルールを用いて形式化されたデータベースに基くドクトリン管制を採用している点にある。これによって、OYQ-10はエキスパートシステムとなり、オペレーターの関与は必要最小限に抑えられ、意思決定は飛躍的に迅速化される。
また、従来のシステムが基本的にアメリカの海軍戦術情報システム(NTDS)の延長線上にあったのに対し、ACDSは初めて純国産として開発された。ACDSを含め、ATECSは全体にCOTS化されており、総合的に開発が行われている。これによって、対空・対水上・対潜の各戦闘機能が高度に統合され、戦闘能力は飛躍的に向上しました。アメリカ海軍により近い運用が可能になり、一部では個々の性能が凌駕しています。
④船内について
船内区画を一新し新型強化隔壁や船尾フラップなどを採用し女性自衛官も乗り組み可能になりました。また、護衛艦として初めて本格的な艦橋統合システムIBS、高度な訓練プログラムなど高性能機器が惜しみなく搭載されています。外観を従来型にして内部を一新したようです。BMD中のイージス艦の代わりとなるための艦船ですからイージス艦と遜色ない性能と一部凌駕することを求められています。
⑤機関について
陸上に19DD用の推進プラントの試験装置を建設しました。歯車間の一つ一つまで三次元加工がされていて静粛性の向上やマスカー装置、プレリー装置などがあります。本艦から艦内で発電された電気を他艦に供給する受給電システムを採用しました。煙突も再設計しIR対策など一新されていますね。新型のエンクロージャーやSBCM、防火設備が新型になって飛躍的に被弾性能が上がりました。
⑥ソナー
ひゅうが型の改良版のOQQ-22 統合ソナー・システムや(バウ・ソナー+OQR-3TACTASS、魚雷防御装置の管制機能の付加、魚雷防御装置も曳航具4型に加え新開発の装置がかなりの数投入されていますね。FAJやMODも新型。ソナーとデコイを統合した魚雷防御システムなど目を見張るものが多いです。
⑦電子戦について
Sひゅうが型護衛艦でアメリカのLQ-32(V)4に匹敵するNOLQ-3Cの改良型NOLQ-3Dが搭載されています。かなり強力です。またレーダーの特性上ECCM性に優れるCバンドの使用でかなりのものであるのはたしかです。
このように外観を削った分内装の充実を重視したようです。新型や国産を多用しより高性能化し、既存のイージス艦以外の新鋭艦を凌駕する性能を有しているようです。



まあ和製イージス艦と言って差し支えないかとおもいます。

このままいけば「ふゆづき」以下「はるづき」「なつづき」といくのでしょう。もう建造が始まっています。