中国が「核兵器の先制不使用」政策を変更か
中国政府が先週発表した国防白書に、「核兵器の先制不使用」の政策が明記されていないことがわかりました。東アジア情勢の変化を受け、政策を転換したとみられています。
中国は、核兵器を先に使用しないとする「核兵器の先制不使用」を、核保有国では唯一宣言し、98年以降、2年ごとに発表されている国防白書にもこれを明記してきました。しかし、先週発表された2012年版の国防白書では不使用についてまったく触れられていないだけでなく、核兵器による脅威に対しては「中国に敵が核兵器を使用するのを抑止する」と、先制攻撃の可能性に踏み込んだ表現が記されています。中国政府の大きな政策転換とみられますが、北朝鮮の核保有や、尖閣をめぐる日本との関係悪化など、東アジア情勢の急激な変化が背景にあるものとみられます。
一方、先週ジュネーブの国連ヨーロッパ本部で行われた会見で、中国外務省の高官が、核兵器のない地域に対しては核兵器を使用しないことを強調したうえで、「日本に対して核兵器は絶対に使わない」と、日本を名指しする異例の発言をしていました。(22日21:39)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5313889.html
今まで中国は必要最低限の核戦力しか保有していませんでしたが、これからは核戦力の増強に乗り出すかもしれません。
