不動産急騰で身動きとれず
韓国経済にウォン安・低金利政策の逆襲
物価高、不動産急騰で身動きとれず
2011.09.08(木)玉置 直司 経済ブログ
久しぶりに韓国人の知人とソウル市内のなじみの店に冷麺を食べに行って、2人ともため息をついた。1人前の価格が9000ウォン(630円)。サラリーマンの昼食といったら、つい2~3年前まで5000ウォン以下というのが相場だった。
デフレの日本での生活に慣れてしばらく忘れていたが、物やサービスの価格はどんどん上がっている。
韓国ではかつて、サラリーマンの昼食と言えば5000ウォン以下(350円以下)が相場だったが・・・〔AFPBB News〕
2011年9月1日に、韓国の統計庁は8月の消費者物価が前年同期比5.3%上昇したと発表した。4月に消費者物価上昇率が前年同期比4.2%になって以来、4カ月連続して4%台の高い伸びを続けてきたが、8月はついに5%台に達してしまった。
ここまでくると、もうインフレと言ってもいいほどの物価高だ。
コーヒー代、タバコ代のほか、スーパーに行くと、野菜、肉、牛乳、飲料、日用品、さらに飲食店の価格が、異常なペースで上昇している。
それだけではない。不動産賃貸価格も急騰を続けている。
韓国では、2011年に入ってからアパートの売買価格は下落に転じている。ソウル郊外などでは、新規分譲をしても大量の売れ残りが出る例も続出している。交通の便が悪い物件や郊外のニュータウンでは価格が大幅に下がっている例も目につき始めた。
ただ、ソウルで人気の高い地域の価格は高止まったままだ。100平方メートル規模のアパートの価格は10億ウォン(7000万円)を超える物件がざら。富裕層が住む150平方メートル以上の物件になると20億ウォン(1億4000万円)を超える物件も珍しくない。最近、こうした地域の不動産屋を何件か回って話を聞いたが「2~3年前から売買価格はほとんど変わらない」という声が多い。
老後資金を銀行に預けても、マイナス金利で目減り
借金をして不動産を購入しても大変だが、預金を安全運用しようとしてもどんどん目減りしていることになる。日本を追いかけるように韓国でも高齢化が急速に進んでいる。大切な老後資金を銀行の定期預金で安全運用しようとしていては、実質的には(物価高と低金利の為)資金がどんどん目減りすることになってしまっている。
2011年の韓国の夏は、異常なほどの長雨が続いた。政府は8月の物価急騰は「天候異変による野菜価格の急騰など特殊要因によるところが多く、9月以降は落ち着く」と説明している。ただ、秋以降、原油やガスの輸入が増えることから楽観できないという声も強い。
物価安定のために利上げに踏み切るのか。家計負債爆弾に配慮して物価上昇に目をつぶるのか。「親大企業政策」は大きな曲がり角に立っている。
アパートに20億ウォン(1億4千万円)も払うなんて
韓国人は裕福ですね!^^
今や安いのは女だけ?