
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120308/k10013587201000.html
深海に生息するサメの一種で、「生きた化石」と呼ばれる深海魚「ラブカ」が静岡
県沼津市の沖合で捕獲されました。
「ラブカ」が生きた状態で捕獲されるのは珍しいということです。
捕獲された「ラブカ」は、体長がおよそ1メートル30センチのオスで、黒っぽい灰
色をしています。
沼津市の「沼津港深海水族館」が8日午後、沼津市沖合の駿河湾で、水族館に
展示するための魚を底引き網で採取していたところ、水深およそ300メートルで
網にかかったということです。
水族館によりますと、「ラブカ」は深海に生息するサメの一種で、エラの数が多い
ことから原始的な特徴を持つサメとみられ、「生きた化石」と呼ばれているという
ことです。
また、捕獲された例が少なく、環境の変化にも弱いため今回のように生きた状態
で捕獲されるのは珍しいということです。
水族館は、「ラブカ」を早速水槽に入れて一般に公開し、訪れた人たちは写真を
撮ったりしながら珍しそうに観察していました。
東京から訪れた魚を研究している大学生は「生きているラブカを見られて一生に
1度の体験になりました」と話していました。
沼津港深海水族館の石垣幸二館長は「見つけたときは興奮しました。ぜひ大勢
の人に見てもらいたいです」と話していました。
捕獲例少ない深海のサメ「ラブカ」
「ラブカ」は深海に生息するサメの一種で、日本ではこれまでも駿河湾などでま
れに捕獲されたことがあります。
体の大きさは2メートルほどで、口が体の前のほうにあることや、えらの数が多
いことなどがほかのサメとは異なり、原始的な特徴を持つサメとみられていま
す。
ラブカは水深500メートルから1000メートルの深海に生息するとみられていま
すが捕獲された例が少ないため、詳しい生態はほとんど分かっていません。