【報道記者に怒り】京都・小学生死傷事故で救命救急センターが怒りの声「マスコミの人間に心はあるのか」
京都府亀岡市で発生した無免許運転による死傷事故。小学生の列に自動車が突っ込み、妊婦とお腹の赤ちゃんを含む小学生らが死傷した。多くの人たちが衝撃を受け、驚きと怒りを隠せない悲惨な事故となった。事故発生直後、救命救急センターからヘリが出動して対応に当たったようだ。
しかし、その救命救急センターのスタッフがマスコミに対して怒りの声をあげている。マスコミ各社が霊安室の前でカメラをかまえ、訪れていた家族らを撮影していたというのだ。但馬救命救急センターのスタッフは、公式ブログに『マスコミの人間に心はあるのか』と題して、苦言コメントを掲載している。
そこには、取材拒否をしているにもかかわらず、複数のマスコミ関係者が霊安室の前でカメラをかまえて、家族の映像を撮るなどしていたと書かれている。取材については再三の「お断り」をしていたにもかかわらず勝手に取材をしていたという。
あまりにひどい取材状況だったのか、スタッフはあえて「このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております。だからこそ敢えてここで述べます」と、ブログに書いている。さらに「ご家族、医療者、関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか」とまで書いていることから、マスコミに対する怒りがかなり大きいことがわかる。
朝日の広報
朝日太郎 様
京都府亀岡市で集団登校中の児童らがはねられた事故に関し、但馬救命救急センターの4月23日付ブログ「マスコミの人間に心はあるのか」に、朝日新聞の記者が遺族を勝手に撮影したといった内容が書かれ、読者のみなさまから数多くの問い合わせをいただきました。このブログの記述には事実誤認があります。朝日新聞の記者は、霊安室の前にカメラを構えた事実も、お帰りになるご両親を撮影した事実もありません。朝日新聞社は公立豊岡病院と但馬救命救急センターに対し、ブログの記述を訂正するよう申し入れています。
弊社の記者は、ドクターヘリで被害者の女児が但馬救命救急センターに運ばれたことを知り、事実確認のため、同センターへ向かいました。到着したとき、すでに救命救急処置中でした。記者は病院内で静かに待機しており、女児のご両親が来られたときも、直接声をかけてはいません。
それでもセンター側から退去を求められたため、それに応じ、建物内から静かに立ち退きました。女児が亡くなったことがわかり、ご両親にお話が聞けるかどうか、センターを通じて確認してもらいましたが、ご両親が応じたくないとおっしゃっておられるとのことでしたので、記者はそのまま帰りました。記者がセンターを立ち去ったのは、ご遺体とご両親がセンターからお帰りになる2時間半前でした。ご遺体とご遺族が霊安室から出てこられたとき、朝日新聞の記者は但馬救命救急センターにおりませんでした。
朝日新聞広報部(大阪)
読売新聞東京本社読者センター
読売新聞東京本社読者センターです。
メールを拝受しました。
ご不快な思いをされたことに関しまして、深くお詫び申し上げます。
しかしながら、担当部署に確認したところ、当該ブログに書かれて
いることは事実とは違います。記者は、病院の許可を得て、霊安室
から20~30メートル離れた病院駐車場で、病院幹部立ち会いの
もと、待機していました。霊安室まで押しかけたという表現は、事実
無根です。読売新聞では、ブログについて、病院側に事実への対処を
申し入れました。その後、責任者がブログに追記され、多少言い訳の
ような表現に変更されておりますので、念のためご確認下さい。
報道各社では、事件や事故の際に見られる集団的過熱取材(メディア・
スクラム)に対し、報道の自由を守り、国民の「知る権利」に応える
ことにつなげようと、自主的に解決していく取り組みをしています。
「集団的過熱取材に関する日本新聞協会編集委員会の見解」(抜粋)を
合わせて、以下に述べさせていただきます。
「すべての取材者は、最低限、以下の諸点を順守しなければならない。
1.いやがる当事者や関係者を集団で強引に包囲した状態での取材は行う
べきではない。相手が小学生や幼児の場合は、取材方法に特段の配慮を
要する。
2.通夜葬儀、遺体搬送などを取材する場合、遺族や関係者の心情を踏み
にじらないよう十分配慮するとともに、服装や態度などにも留意する。
3.住宅街や学校、病院など、静穏が求められる場所における取材では、
取材車の駐車方法も含め、近隣の交通や静穏を阻害しないよう留意する。」
皆さまからのご意見や指摘も受けまして、今後の編集取材や紙面製作など
には、十分に留意し生かしていけるよう努めてまいる所存でおります。
今後とも読売新聞をよろしくお願いいたします。
ご連絡ありがとうございました。
読売新聞東京本社 読者センター
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