韓国ポスコの第1四半期は需要不振で営業減益、市場予測下回る
【ソウル 20日 ロイター】 世界3位の鉄鋼メーカーである韓国のポスコ<005490.KS>が20日発表した第1・四半期決算は、単 独ベースで営業利益が4220億ウォン(3億7080万ドル)となり、前年同期の9210億ウォンから54%減少するとともに、トムソン・ロイター・エス ティメーツが集計したコンセンサス予想の4390億ウォンを下回った。需要不振や製品価格低下、原材料コストの上昇が響いた。
一方、売上高は9兆4600億ウォンと、前年同期の9兆1100億ウォンから増加した。同社は売り上げの7割を国内販売で稼ぎ出している。
ポスコには、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏傘下のバークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>が約5%出資している。現在の鉄鋼世 界1位はアルセロールミタル<ISPA.AS>で、中国の宝山鋼鉄<600019.SS>がそれに続いている。
ポスコは2012年の売上高目標を従来の37兆7000億─41兆2000億ウォンから37兆7000億ウォンに修正。設備投資計画も従来の4兆5000億─5兆1000億ウォンから4兆2000億ウォンに引き下げた。
ただ第2・四半期に関しては、鉄鋼需要の回復や原材料コストの低下から改善すると見込んでいる。
ポスコはまた、第2・四半期の鉄鉱石契約について、本船渡し(FOB)ベースでトン当たり130ドルで合意したことを明らかにした。
アナリストはポスコの第2・四半期決算について、鉄鉱石やコークス用炭など主要原材料の価格下落を背景に改善するが、中国経済の減速が利益の伸びを抑制する要因になる可能性があるとみている。