宮内庁の発表で、天皇は自らの葬儀に火葬を願っているようだ。
天皇家は神道の中心。
神道では死は穢れたものとして死体には躊躇しない。
死体は尊厳を保つ程度で重要視しないのは仏教もキリスト教も同じだが、神道では死体を穢れた物と考える。葬儀の後に塩を撒くのは仏教にはない風習で、それは神道の穢れを嫌う所から塩で洗浄するという考え方に由来する。
だから神道では土葬でも火葬でも問題ない。
でも、なんとなく天皇家に限り土葬が似合うと思い込んでいた自分に気が付いた。
土葬で思い出すのは半島の儒教文化。
北朝鮮ではミイラ化して死体をそのまま保存しているそうだ。韓国の儒教では、死体を傷つける行為はご法度。火葬などしたら、魂が戻る死体がないと困るわけだ。だから韓国では土葬が主流。
仏教や神道では死体は意味を持たない。だから土葬でも火葬でも構わない。
儒教では死体は大事なもので傷を付ける事は禁止。
このニュースに接し、半島の葬送文化を思い出し、半島の(熱心な儒教信者の)住民には驚くだろうと考えた。
両陛下「小規模、簡素に」 火葬ご意向 宮内庁「新しい葬送」模索へ
2012.4.27 00:12天皇、皇后両陛下のご意向に沿い、土葬が慣例化していた天皇、皇后の埋葬方法を宮内庁が変更し、社会で一般化している火葬を検討することになった。同庁は、国民とともに歩まれる両陛下のお気持ちを尊重した、時代に合った「新しい葬送」のあり方を模索する方針だ。
両陛下は、昭和天皇、香淳皇后、大正天皇、貞明皇后が別々に埋葬されている武蔵陵墓地(東京都八王子市)に埋葬される見通しとなっている。
武蔵陵墓地は約46万平方メートルの広大な面積だが、地形の制約があるため、立地上の条件を満たした過去と同規模の陵(埋葬場所)を2カ所造るのは容易ではないとする意見もあった。
両陛下はご自身の陵について、規模を含め、可能な限り簡素なものとすることが望ましいと考えておられるという。火葬や合葬が実現すれば天皇・皇后陵の縮小 につながり、総工費も大幅に減る。「国民生活への影響の少ないものとするように」という、葬送についての両陛下のお考えとも一致する。
ただ、宮内庁幹部の中には「お立場にふさわしい儀式、陵のあり方は踏まえなければいけない」との意見もあり、そのバランスも検討のポイントとなる。
宮内庁によると、室町時代中期以降、崩御した天皇は火葬されることが続いたが、承応3(1654)年の第110代・後光明天皇以降は土葬されている。一方、皇族は火葬されている。