スペイン国王から家康へ 最古の西洋時計を初鑑定
2012/4/28 23:32
400年以上前に徳川家康がスペイン国王から贈られ、久能山東照宮(静岡市)が所有する日本最古の西洋時計を、大英博物館(ロンドン)の学芸員が初めて調査・鑑定することになった。当時の部品がそのまま残るなど世界的価値が確認される可能性がある。
重要文化財指定のぜんまいによる機械式で、千葉県沖で難破したスペイン船の乗員が救出されたお礼として、1611年にスペイン国王フェリペ3世が贈った。欧州の古時計は実際に使用され、部品は修理・交換されている場合がほとんどだが、「家康の時計」は「400年前の部品がそのまま残っている公算が大きい」(久能山東照宮の落合偉洲宮司)という。
5月中旬、大英博物館の古時計分野の学芸員2人を招き、今後の保存管理のアドバイスも得る。世界的に貴重と認められれば、家康時代の国際交流を示す文化財として再評価されそうだ。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0EAE2E39F8DE0EAE2E6E0E2E3E09180EAE2E2E2

スペイン国王が400年以上前、徳川家康に贈った西洋時計
久能山東照宮のスペイン時計:
1581年の銘があるスペイン製の置時計(日本に現存する最古の南蛮時計)。
南蛮時計はフェリペ3世のお抱え時計師ハンス・デ・エロバの製作で、1611年にセバスティアン・ビスカイノが献上したもの。ハンス・デ・エロバの製作で久能山東照宮の他に現存している時計は、スペインのエル・エスコリアル宮殿にある1個のみといわれている。