<北アルプス>「軽装で行くなんて」遭難グループの知人絶句
毎日新聞 5月5日(土)21時48分配信
【亡くなった方々についても】北アルプス:8人死亡 6人は北九州市の男性グループ
グループ最年長の医師、政所(まんどころ)良治さん(78)と数十年前に一緒の病院で働いたという医師、橋本二郎さん(83)は一報を聞いて政所さんが勤務する病院へ駆け付けた。取材に「政所さんはスポーツが得意で20年前から山に登っていた」と言う。
門司区の整形外科医、井上義和さん(66)はアフリカ最高峰キリマンジャロへの登山経験もあったという。医師仲間は「海外の山にも出かけるベテランで、慎重な性格。軽装で登るなんて考えられない。突然の気象の変化でもあったのだろうか」と悔しそうに話す。
近くに住む左官業、久保和男さん(66)も「病院の待合室には山で撮った花などの写真がたくさん飾ってあった。GW前に診療を受けた時にも雪山の写真を見せてもらい、『先生、こんなところに行くの』と聞いたら、『今回は雪のあるところには行かないから大丈夫』と言っていたのに……」と唇をかんだ。
グループの一人とみられる角田重雄さん(63)は門司電気工事業協同組合理事長を務めていた。経営する会社の女性事務員(50)は「年1回は北アルプスなどに出掛け、『3000メートル級は全て踏破したい』と話していた。連休前に『気を付けてきてください』と声を掛けたのだが」と信じられない様子だった。【河津啓介、高橋克哉、尾垣和幸】
◇「今は話せない」親族ら身元確認へ
長野県大町市の県警大町署には5日正午ごろ、北九州市のグループとみられる6人の遺体がワゴン車で運び込まれた。午後3時過ぎから親族らが次々と駆けつけ、身元の確認に当たった。署には約30人の報道陣が詰めかけていたが、問いかけには応じず、険しい表情で署内に入った。遺族は署を通じて「今は話せる心境にありません」「静かに仏様と過ごさせてほしい」というコメントを出した。
同署は例年、大型連休期間中に主な登山口に署員を配置し、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会のメンバーと共に、登山客に十分な装備で入山するよう呼び掛けている。
同署幹部は「軽装の登山客には注意をすることもあるが、反応はまちまちだ。事故を防ぐため、冬山に入るという意識をしっかりもってほしい」と訴えた。【古川修司】
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最終更新:5月6日(日)1時37分
登山経験があるといっても、頂上を踏破したとは一言も書いていないね(´・ω・`)
春だから大丈夫だろうとか致命的な慢心があったんだろう。
団塊世代に非常に多い驕り、見栄、短気が死を招いたのでしょうね。
ともあれ、救助隊にも犠牲者がなくてよかった。