【質問】韓国女性の半数近くが整形美人って本当?
【解答】韓国紙、朝鮮日報が2009年、美容整形外科医らの協力でソウル市内で女性たちの顔を調査した結果、1800人中836人と半数近くがまぶたを二重にしたり、鼻を高くしたりするなどの美容整形手術を受けたと推定されると報道していました。
調査は、美容整形の専門医6人が手分けしてソウル市内のデパートの食品売り場や名門大学の図書館前など3カ所で2回ずつ行い、1回あたり300人の女性の顔を観察、3メートル以内の至近距離から美容整形の有無を調べたそうです。
その結果、富裕層が比較的多く居住するソウル市江南区内のデパートでは、調査された女性300人のうち189人と6割以上が整形手術をしたと推定されました。うち、まぶたのみを整形した人は87人、鼻のみは8人、両方を整形したとみられる人は94人にのぼると報じていました。
朝鮮日報の取材に対して、専門医は「富裕層が多く住む地域であればあるほど美容整形手術が一般的に行われているということを示している」と話していました。また、ある大学教授は「美容整形に関する正確な統計がない中、美容整形がどのくらい韓国で一般化しているかを示す調査」と評していました。
一方、韓国紙、中央日報(昨年3月)には韓国の高校3年生はクラスの3分の1が整形していると報じていました。報道によれば、韓国では大学の新入生のうち相当数が入学前に美容整形手術を受けているようです。ですから3月に入学式を迎える韓国では、12~2月が美容整形外科が最も混雑する時期だそうです。ある女子学生は「(高校の)クラスの友達の3分の1が整形手術を受けた」と証言しています。
一般の人に限らず、韓国の芸能界にも美容整形を受けている人は多いようです。“美容整形疑惑”を提起されている韓流スターも、数多くいます。中には自らカミングアウトして美容整形を公言している人もいます。韓国社会ではそのぐらい美容整形が日常茶飯事で、周りの人がその美容整形の事実を知ってもあまり衝撃を受けないようです。
最近、若者らの間では儒教に基づく意識がだんだんと薄れているとはいえ、韓国にはまだまだ儒教的伝統が色濃く残っています。孝を説いた儒教の経典『孝経』には「身体髪膚、これを父母に受く。敢へて毀傷せざるは孝の始めなり」という一節が登場します。つまり「頭の髪から皮膚、爪の先に至るまですべて身体は父母からもらったもので、身体を傷つけないのが孝行の始めである」と説いています。
なのに韓国人は老いも若きも、女性に限らず男性も、なぜ親孝行に反する行為ともいえる美容整形手術をこぞって受けるのでしょうか?
それは韓国が見栄え、見た目重視の国なので、韓国社会で生きていくには美人やイケメンのほうが何かと有利であることが動機となっていると考えられます。ですから、「一流会社に就職したい」「良家に嫁ぎたい」と思ったら、他の人よりもルックスが良くなくてはなりません。ですから顔に何らかのコンプレックスを持っている場合、何の躊躇(ちゅうちょ)もなく顔を“改造”してしまうようです。
韓Fun記者(元ソウル特派員) 水沼啓子
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