野田佳彦首相は9日午前、ロシア極東ウラジオストクで開かれているアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の全体会合開始前に、中国の胡錦濤国家主席と短時間、非公式ながら首脳会談を行った。その模様はAPEC首脳会議の公式チャンネルが生中継で放映した。
日中双方が領有権を主張する沖縄県尖閣諸島などをめぐって意見交換した可能性があるが、詳細は明らかにしていない。
日中両政府は当初、APEC首脳会議に合わせて首脳会談を調整していたが、北京で丹羽宇一郎大使の公用車が襲われた問題が記憶に新しいことなどもあり、両国の事情に配慮し正式会談は見送った。
野田首相は8日にロシアのプーチン大統領やアメリカのクリントン国務長官とも領土問題について正式に会談している。今回の首脳会議で、韓国の李明博大統領が自ら犯した島根県竹島への不法上陸や天皇陛下に対する無礼な発言、親書を送り返すという外交上非礼な行為などが原因で、「対話する相手に値しない人物」と判断されたのは間違いない。
APEC首脳会議は9日、穀物価格の高騰で懸念される食料の安定供給について議論した。食料輸出の規制抑止などを盛り込んだ首脳宣言を採択し、2日間の日程を終えて閉幕する。
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