余録:今では「ぷっつん」を辞書で引くと…
毎日新聞 2012年10月11日 00時12分
今では「ぷっつん」を辞書で引くと「自制心が突然なくなるさま」という語釈ものっている。この意味でのプッツンは片岡鶴太郎さんのギャグから1980年代半ばに流行語になった言葉である▲芸人の一種のギャグが普通の言葉となった例として古くは英語のスプーフ(spoof)がある。辞書には「からかう、ひやかす、ちゃかす」「かつぐ、だます」などとある。これは19世紀後半に英国のコメディアンが作ったカードゲームの名に由来する言葉だという
▲今日「スプーフィング」とはネットでの「なりすまし」を意味する。盗んだ他人のパスワードを使う単純なものから、パソコンのネット上の識別番号を詐称するものまで悪知恵は尽きない。ウイルスなどで他人のパソコンを遠隔操作すれば当然その人になりすませる
▲ネット上の殺人や爆破予告も他人のパソコンを乗っ取って行えばスプーフィングとなる。で、逮捕されたのは悪だくみの当人ではなく、予告など身に覚えがないというパソコンの持ち主らだった。結局ウイルスの介在が分かり釈放されたが、1人は起訴されたままだ
▲東京の幼稚園脅迫では逮捕された男性が容疑を認めたが、犯行日に問題のウイルスが起動した形跡があった。もしや自白の強要がなかったかと疑念もわく成り行きだ。まさかネット犯罪から市民を守るべき捜査機関がスプーフィングを知らなかったわけではあるまい
▲どこかで騒ぎを笑う犯人にスプーフ−−からかわれ、ひやかされたのは他ならない捜査機関だ。ここは意地でも悪知恵を打ち破り、ネット社会にふさわしい捜査の力量を世に示してもらわねば困る。
http://mainichi.jp/opinion/news/20121011k0000m070113000c.html
タイトルから
想像したものと
全然違う
内容で・・