“大韓民国”って漢字で書ける?YESは46%
韓国の国民が自国の誇れるものとして挙げるのが、世宗大王の作った“ハングル”です。しかし、もともとは漢字を使う文化圏。今でも、日常的によく使われる 言葉のうち7割が、漢字に由来する単語だと言われています。ところが、漢字教育があまり盛んではないため漢字を書けない人が多く、延世大・高麗大・梨花女大・成均館大の4回生100人を対象に“大韓民国”を漢字で書かせる調査をしたところ、正しく書けたのは半分にも満たない46人でした。
韓国での漢字教育の変遷を見てみると、日本から独立した後しばらくは国民学校(小学校)で漢字を習っていましたが、1970年、朴正煕大統領の時に、漢字 をなくす政策をとりました。しかし、すぐに廃止するというのはさすがに極端だということで反対運動が起こり、1972年からは中学校以上での選択科目にな りました。ただ、1980年代に入ってから新聞や雑誌なども漢字を使わないようになってきたので、この頃教育を受けた世代は漢字を知らない人が多いと言わ れています。ところが、日常的に使う言葉の7割は漢字由来の言葉であるため、漢字を知らなければ言葉の意味もわからなくなるということで漢字の必要性が訴えられるようになり、金大中大統領の時に、漢字復活が宣言されました。それ以降、地下鉄の駅の表示などにも、漢字が併記されるようになっています。
自国の誇らしい文化・ハングルを大切にするというのはもちろん素晴らしいことでしょう。しかし、実際に使用している言葉の意味がわからない……しかも、自分の国の名前すら漢字で書けないようになるというのは、すこし残念なことですね。
http://world.kbs.co.kr/japanese/program/program_figure_detail.htm?No=53