余録:フランスでは月の表面の模
様は休みなく働き続ける
毎日新聞 2012年10月29日 23時53分
フランスでは月の表面の模様は休みなく働き続ける男に見立てられた。ある男が安息日を無視して働くのを神様が見とがめ、月に送られたのだ。一方、ドイツの伝承では遊び好きで怠け者の娘がその罰として月で糸を紡(つむ)いでいる姿だという
▲まあ月の模様の見え方にも土地柄はあらわれようが、世界各地で似た話も多い。月で糸を紡ぐ女の物語は欧州、東南アジア、オセアニア、アメリカ大陸にも広く分布する。木を切る人や、水をくむ人に見立てる民族も多い
▲人を救うために火へ身を投じたウサギを帝釈天(たいしゃくてん)が月にまつる「今昔物語」の話の起源はインドである。ミャンマーなどにも月とウサギの物語がある。日本のウサギが臼でつく餅は不老不死の薬で、こちらは中国の伝説に由来するらしい(「世界神話事典」角川書店)▲なぜ、あんな模様が……古くから世界中の人類の想像力をかき立ててきた月の表面の暗く見える部分である。実は39億年以上前の巨大隕石(いんせき)の衝突の跡だと日本の研究グループが確認したという。黒く見えるのは衝突でできた盆地に噴出した溶岩が固まったためという
▲以前から有力だった隕石衝突説を裏付けたのは月探査機「かぐや」のデータだった。直径3000キロの盆地からは隕石の衝突時に生じる特殊な鉱物が検出された。月の姿を一変させたディープ・インパクト(深甚な衝撃)の元凶は直径約300キロの隕石と推定される
▲ちなみに地球から見えない月の裏側にも隕石の衝突痕(こん)はある。しかしはっきりとした意味ありげな模様は見られない。もし表裏が逆だったら−−人類はもっと退屈な夜を過ごしてきたに違いない。
http://mainichi.jp/opinion/news/20121030k0000m070099000c.html
何を言いたいのか
よく分からん
ところがよい。