米国:駐日大使にケネディ氏 元大統領の長女 秋にも着任
毎日新聞 2013年07月13日 20時18分(最終更新 07月13日 21時41分)
故ケネディ元米大統領の長女キャロライン・ケネディ氏
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【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領は、ジョン・ルース駐日米大使の後任に故ケネディ元米大統領の 長女キャロライン・ケネディ氏(55)を指名する方針を決めた。複数の日米関係筋が明らかにした。近く正式に発表し、上院の承認を経て、早ければ秋にも着 任する見通し。初めての女性駐日米大使になることに加え、名門「ケネディ家」からの起用でもあり、注目を集めるのは必至だ。
日米外交関係者によると、ケネディ氏はすでに国務省で日本に関する説明を受け、就任の可否を判断する上院公聴会に備えている。
ケネディ氏は2008年の米大統領選で早くからオバマ氏支持を表明し、12年の大統領選でも選対本部の 共同議長の一人を務めるなどオバマ氏の有力な支持者として知られる。こうした貢献に報いるため、大統領は重要な駐日大使ポストに起用する方針を決めたとみ られる。ケネディ氏はケリー国務長官ともパイプが太いとされる。
ケネディ氏はニューヨーク生まれ。5歳の時に大統領だった父を暗殺で亡くした。名門ハーバード大とコロンビア大法科大学院を卒業し弁護士資格を取得。書籍編集などをしながら米東部マサチューセッツ州にある父親の名を冠した図書館の館長などを務めてきた。
ケネディ家は多くの政治家を輩出してきた。だが、キャロライン・ケネディ氏は、08年に国務長官に就任 するヒラリー・クリントン上院議員(当時)の後任候補に一時浮上したが、外交・政治経験はない。このため、中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発など で東アジアの安全保障情勢が厳しさを増す中、4月に米メディアが日本大使起用を報じた際には一部に慎重論もあった。
現職のルース大使は、08年の大統領選でオバマ氏の資金集めに貢献して09年に駐日大使に起用。日本の 民主党政権下で迷走した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題への対応や、11年の東日本大震災後の救援、復旧をめぐる日米連携などに尽力した。 10年に広島、12年には長崎の平和式典に米大使として初めて出席した。