駐日米国大使にケネディ元大統領の
長女
日本「オバマ大統領と太いパイプ持つ人物」と歓迎
政界名門の出身も政治・外交の公職経験なし
米国の次期駐日大使にジョン・F・ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏(55)=写真=が内定、両国で承認手続きが進められていることを14日、米紙ワシントン・ポストや朝日新聞が報道した。
キャロライン氏は6歳のときに父が暗さつされ、5年後に母ジャクリーン・ケネディさんがギリシャの船舶王オナシス氏と再婚したため「悲運のプリンセス」といわれた。1999年には弟のジョン・F・ケネディ・ジュニア氏が飛行機事故でし亡、ケネディ元大統領夫妻の子どもで存命しているのはキャロライン氏だけだ。
キャロライン氏はコロンビア大学法科大学院を卒業、弁護士資格を取得したが結婚後は専業主婦として3人の子どもを育て、ケネディ財団の仕事や著述活動をしてきた。民主党所属で、2008年の大統領選挙からオバマ陣営で働き、政界入りを試みたが、政治・外交分野の公職で実務経験はない。上院議員に立候補しようとしたこともあったが「ケネディ家の七光」との批判を受けて自主的に断念した。日本との縁は86年に新婚旅行に行ったことだけだという。
米国はこれまで、アジアの主要同盟国である日本に政財界の重要人物を大使として派遣してきた。副大統領経験のあるウォルター・モンデール氏、上院院内代表を務めたマイケル・マンスフィールド氏とハワード・ベーカー氏、元下院議長のトーマス・フォーリー氏ら豪華な顔触れだった。現駐日大使はオバマ政権発足の貢献者であり、シリコンバレーの法律事務所の代表を務めたジョン・ルース氏だ。
日本は米政界名門一族出身で初の女性米国大使の内定を歓迎している雰囲気だ。日本政府は 「オバマ政権が日米関係を重視していることを示す象徴的な人事だ」(朝日新聞)、「日本重視の表れ。米政界の名門出身で大統領と太いパイプを持つ」(日本経済新聞)と歓迎ムードを報じている。
だが、米国では4月にキャロライン氏の駐日大使就任説がささやかれ始めたころから、幾つかの懸念が浮上していた。ロサンゼルス・タイムズ紙は「一般企業ですら働いたことのない人物が日中領土紛争や北朝鮮の核の脅威、日米の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)といった懸案を扱えるのか」と批判した。
クライド・プレストウィッツ米経済戦略研究所長は「政府が『論功行賞』で先進国の大使職を与えることはあるが、日本のように軍事・外交問題がデリケートな国は例外だった。(キャロライン氏の指名は)日米同盟を格下げする奇妙な人事」と話している。
鄭始幸(チョン・シヘン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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7月15日
2013.7.15 03:37 (1/2ページ)[産経抄]歴代の米駐日大使のなかでもっとも日本人に親しまれた人物といえば、エドウィン・ライシャワー博士が挙げられる。「たくさんの日本人の血を輸血してもらったので、混血になったような気がしています」。
▼任期中暴漢に襲われた際、日本人を安心させるために出したコメントは、歴史に残る名せりふとなった。博士を駐日大使に任命したのが、当時のケネディ大統領だ。その長女のキャロライン・ケネディさん(55)が、次期駐日大使に内定した。
▼父親が1963年にテキサス州ダラスで暗さつされたとき、まだ5歳だった。ひつぎの前で、ジャクリーン未亡人の手をにぎりしめて悲しみをこらえていた。いたいけな姿の写真を覚えている人も少なくないだろう。
▼オバマ大統領が、日本人の「ケネディ好き」を知らないわけがない。初の女性駐日大使という話題もある。日米関係の重視を印象づけたいという、思惑は明らかだ。「親日度」では、日本で生まれ育った博士とは比ぶべくもないが、新婚旅行で、東京、大阪を訪れているという。
▼『ケネディ-「神話」と実像』(中公新書)によると、元大統領は戦争中、魚雷艇の艦長をしていた。名前が知られるようになったのは、日本の駆逐艦と衝突、沈没するなか、部下を救った英雄的行為が報道されたからだ。下院議員時代の1951年のアジア視察旅行では、目的地の日本を目前にして病に倒れた。「父が訪問したかった日本を訪ねたいという気持ちがあったかもしれない」と著者の土田宏さんはいう。
▼きょうは海の日。晩年カリフォルニアで暮らした博士の遺骨は、遺言によって、日米の間にある太平洋にまかれた。「懸け橋となる」遺志を、ケネディ次期大使にもぜひ継いでもらいたい。
在韓大使は罰ゲームですw