麻生財務相「影の銀行、不安心理あおる」 中国金融に警戒
2013.7.17 07:00
麻生太郎財務相は16日の閣議後会見で、
中国での銀行の簿外運用「影の銀行(シャドーバンキング)」問題について、
「(中国当局者も含め)だれも実態は把握できていない状況が、不安心理をあおっている」と警戒感を示した。
ただ、19~20日にモスクワで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、
議題に上るかどうかは明言を避けた。
麻生財務相は「何百兆円というが400兆円や300兆円と100兆円も変わる。
なかには数十兆円しかないという話もある」と指摘。
そのうえで400兆円ならば、
「日本の国内総生産(GDP)の80%が吹っ飛ぶという大変な話で、影響は確実に出る」との認識を示した。
また、G20会合では、「聞く人もいるかもしれないが、みんなの前で聞くような話ではない」と述べるにとどめ、
日本側から問題にする考えはないことを示した。
影の銀行問題をめぐっては、先週開かれた米中戦略・経済対話でも
バイデン米副大統領が「早急な修復が必要」と、開幕演説で明言している。
中国の金融不安、麻生財務相が警戒 「成長率に大きな影響の可能性も」
麻生太郎財務相は16日の閣議後記者会見で、
中国の金融システム不安に関して「土地や不動産のバブルがはじけつつあると思わないでもない。
経済成長率に大きな影響を与える可能性は秘めている感じがする」と警戒感を示した。
麻生氏は、銀行融資とは別のルートで資金をやりとりする
中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」の規模を
「中国政府を含め誰も実態をつかめていないことこそが問題だ」と指摘し、
今後の中国経済の動向を注視していく考えを示した。