【コラム】「日本外し」をするのが能なのか
2013年07月22日11時32分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
この夏、韓国の文化界には“日本風”が激しく吹いている。
先頭には2人の「村上」がそびえ立つ。小説家の村上春樹とポップアーティストの村上隆だ。『1Q84』から3年ぶりに帰ってきた村上 春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は4週連続でベストセラー1位だ。漫画をポップアートとして具現した世界的作家の村上隆。彼の展示会 を開いた美術館には普段より3倍の観客が集まった。日本の空襲はここで終わらない。精神病的幻覚を描いて有名になった草間弥生、アニメーションの巨匠宮崎 駿の展示会も大盛況だ。これほどになれば文化界の真ん中で「日流」がひそやかに、なごやかに流れていると言っても過言ではないだろう。
しかしおかしなことに日本自体に対する関心はますます縮んでいる感じだ。日本語能力試験(JPLT)というものがある。世界的に認め られる日本版TOEFLだ。ところが昨年末基準で韓国の受験生は2年前より30%も減った。中国がちょっと浮上すると日本は無視する軽薄な世相のようで悲 しくもある。日本小説、日本美術のひとつやふたつを見たからと日本をすべてわかったと錯覚しているからかもしれない。
このような日本に対する無視・無知の雰囲気はオピニオンリーダーにも広がっているようだ。このところ韓日間で水面下のチャンネルが途絶えており問題だという指摘が絶えない。
もちろん中国の浮上で北東アジア外交の中心が東海(トンヘ、日本名・日本海)から西海(ソヘ、黄海)にシフトしたことは十分に理解できる。それでも最近のような韓日間の没交渉は困る。
少なくない史学者は現在の状況が壬辰倭乱(文禄慶長の役)後と似ているという。戦乱後に日本で政権を取った徳川家康は朝鮮との国交再 開を望んだ。戦乱で2万~3万人の朝鮮人が日本に連れて行かれた。国土は荒廃し数十万人の良民が虐殺された。朝鮮王朝が我慢できなかったのは倭軍が王陵を 暴いたことだった。しかし「日本とは同じ空を頂いて生きられない」と鬱憤を吐露した光海君は国交再開の勇断を下す。北側で勃興する女真族を牽制するために は和解が必要だったのだ。「大国崛起」を叫んで急速に中国が浮上する現在の情勢とさまざまな面で似ていた。
最近の韓国は中堅国(ミドルパワー)との声を聞く。それでも国力を資源や領土の大きさで計る過去の基準で見れば韓国は依然として小国だ。日米中ロ4大国に囲まれ身動きができない弱い存在と見られるのが常だ。
しかし思考の枠組みを変えてみよう。見えるものが変わる。このところ社会科学分野でも 注目される「ネットワーク理論」は発想の転換を可能にする。この理論は「力とは他の行為者らとの関係から出る」という認識から出発する。情報や交流の通り 道で位置さえしっかり押さえれば力が使えるという論理だ。さらに「ポジショナルパワー」という概念も出てくる。さらに注目されるのは非友好的な国の間で仲 介者役さえしっかりやればまともに待遇されるという部分だ。昨今の北東アジアで韓国が平和仲介者役をできるのは2種類。米朝関係、そして日中関係だ。
このような時に韓国が日本を仲間はずれにし、ブラックホールのような中国の懐に飛び込むのは良いことはない。片方に傾いてどうして中堅国に見合った仲介者になれるのか。
朴槿恵(パク・クネ)大統領の訪中と中国の盛大な歓待で韓中関係には温かい風が吹いている。これに対し韓日間には冷たい空気が回って いる。毎年2~3回開かれていた韓日首脳会談は朴大統領就任から5カ月が過ぎたのになんの知らせもない。李明博(イ・ミョンバク)前大統領は就任初年度に 日本の首相と7回会った。もちろん両国関係の悪化は安倍晋三首相の右傾化の風に起因した部分が大きい。21日の参議院選挙大勝後、安倍政権は右傾化のペダ ルをさらに力強く踏み込むことは明らかだ。
それでも日本を無視する戦略が良いのか。そうでなければ首脳会談でも他の重いチャンネルを通じ強力な反対の考えを伝えるのが効果的なのかは確かめてみなければならない。友人は選ぶことができるが隣人は選ぶことができないものだ。
ナム・ジョンホ中央SUNDAY国際専任記者
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で、どうしたいんだよ、、
態度を改めるのはそっちだぜww