【速報】NTTDocomoのiPhone、
実質負担額は一番安い!
5cの16GBが狙い目
国内の携帯電話キャリアから、アップルの「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の端末価格が発表された。だが、NTTDocomoだけは実質負担額だけが発表されただけで、総額や毎月の割引額はWebサイトなどでは公開されていない。2013年9月13日夜の取材で分かった詳細な総額・割引額を見てみよう。
上の図は、NTTDocomo発表のプレスリリースだ。実質負担金のみの表示で、詳細が分からない部分が多い。そこで、NTTDocomo広報部に詳細な価格を聞いた。
前提として、NTTDocomoが取り扱うiPhone 5s/5cの実質負担金は、「MNP(番号ポータビリティ)」「新規契約」「機種変更」のすべてで同じ価格だ。実質負担金は契約によって変わらず、基本料やパケット通信料の割引によってMNPなどの料金優遇を行っている。他社は新規・MNPと機種変更で実質負担金に価格差をつけており、当然ながらMNPや新規契約のほうが安くなっている。
NTTDocomoが価格を統一した理由について聞いたところ、「端末価格は分かりやすくするために統一にした。MNPなどへの優遇策は各種キャンペーンで行う」(NTTDocomo広報部)とのことだ。
NTTDocomoの「iPhone 5s」の総額は、メモリー容量にかかわらず同じ
まず、上位機種のiPhone 5sの価格を見てみよう。
これがNTTDocomo広報部への取材で分かったiPhone 5sの詳細価格だ。左から総額、月々サポート(24カ月間適用される料金に対する割引)、実質負担金となっている。
注目したいのが、総額がすべて同じということ。メモリー容量にかかわらず、すべて共通の「9万5760円」が総額となっている。この価格設定は他社より高くなっており、Twitterなどで「NTTDocomoの端末価格は高い」と批判される要因になっている。
それに対して、毎月の料金に対する割引=月々サポートは、内蔵メモリー容量ごとに差が付けられている。16GBモデルの料金割引=月々サポートがもっとも大きく、1カ月あたり3990円。これにより、24カ月間使い続けると、実質負担金がゼロになる仕組みだ。
MNPや新規契約では、他キャリアと比べてごくわずかながら実質負担金が安く設定されている。特に、機種変更ではかなり差が出る。実は、NTTDocomoのiPhoneが高いのは総額だけで、24カ月間使い続ければ他キャリアと比べて安くなるのだ。
「iPhone 5c」の16GBモデルは驚きの“実質負担マイナス”、今より料金が安くなる!
続いて、5色のカラーバリエーションを用意するiPhone 5cの端末価格詳細を見てみよう。最低容量の16GBモデルで驚くべきことが起きている。
iPhone 5cの場合、容量の大きい32GBモデルでも実質負担がゼロ円となっている(2年間使った場合)。この価格は、iPhone 5sの16GBモデルとまったく同じであり、ユーザーとしては「iPhone 5cの32GBモデルとiPhone 5sの16GBは同じ」と考えれば分かりやすいだろう。
驚くべきは16GBモデルだ。32GBと同じく実質負担はゼロ円であり、これだと16GBを買う意味はないように思える。しかしながら、16GBモデルはさらに上乗せして「月々サポート増額キャンペーン」というものが適用される。
月々サポート増額キャンペーンは、iPhone 5cの16GBモデルだけに用意され、12カ月間にわたって毎月の料金の割引額が525円上乗せされるものだ。上の表のように、実質ゼロ円に加えて、12カ月間は毎月525円の割引が増える。これにより、何と実質負担金がマイナスになると考えられるのである。端末のローン支払額よりも、割引額が大きくなるからだ。iPhone 5cの価格が安いゆえの苦肉の策と言えるだろう。
AndroidユーザーはiPhone 5cの16GBモデルにすると、端末価格ゼロで料金が安くなる
現在、NTTDocomoの携帯電話やスマートフォンを使っているユーザーは、iPhone 5cの16GBモデルに機種変更すると、以下のようなことが起きる。
・端末代金はゼロ円。ただし、24カ月使い続けることが前提・料金が12カ月だけ毎月525円安くなる
・つまり、現在の端末を使い続けるより、機種変更したほうがお得 既存のNTTDocomoユーザーは、バリバリの新機種に変更したほうが毎月の負担額が安くなってしまう…という逆転現象が起きるのである(端末のローン残金などを考慮しない場合)。
これに加えて、NTTDocomoはMNPのキャンペーンやiPhoneへの乗り換えのキャンペーンが用意されており、これにより基本料金である「タイプXiにねん」が一定期間無料になることが発表されている。これについては、次回掲載する記事で詳しく紹介して他社と比較する。
「NTTDocomoのiPhoneは高い」との話が広まっているが、これまで解説した通り、実質負担金は基本的に他社より安く設定されていることがわかった。ただし、2年未満で解約する場合は、NTTDocomoがもっとも不利となる。他社よりも端末総額が高く設定されているため、途中で機種変更や解約をすると、毎月の割引である月々サポートが受けられなくなるからだ。これにより、2年未満の利用では、他社より実質負担金が大きくなることに注意したい。