「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表。日本からは、3名選出
世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、2013年10月7日から予定されているノーベル賞に先駆け、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表いたします。
トムソン・ロイター引用栄誉賞は、論文・引用データからノーベル賞クラスの研究者を選出・発表することにより、多くの皆様にトップクラスの研究者の功績を広め、讃えることを目的に設立されました。
2002年に恒例化してから、今年が12回目の発表となります。
本年の受賞者は6か国から28名、うち3名が日本からの選出となりました。
<医学・生理学>
東京工業大学 フロンティア研究機構 特任教授
大隅 良典 (Yoshinori Ohsumi)氏
「オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明」
■ 受賞コメント
『オートファジーの研究を酵母で始めて4半世紀が経ちました。
当時を思い起こすとオートファジーの研究がこのような広がりを持つに至ったことに隔世の感があります。
これまで沢山の共同研究者にめぐまれましたが、基礎研究者としてこのような栄誉を頂くことに感謝します。』
<医学・生理学>
東京大学大学院 医学系研究科 分子細胞生物学分野 教授
水島 昇(Noboru Mizushima)氏
「オートファジーの分子メカニズムおよび生理学的機能の解明」
■ 受賞コメント
『細胞の内部での分解「オートファジー」には不思議がたくさんつまっています。
予想しないことが次々と見つかるということは楽しくエキサイティングなことであり、
そのような研究に携わることができたのは大変な幸せです。
細胞内リサイクルにはさらに不思議がありそうです。』
<物理学>
東京工業大学 フロンティア研究機構&応用セラミックス研究所 教授
同学 元素戦略研究センター長
細野 秀雄 (Hideo Hosono)氏
「鉄系超伝導体の発見」
■ 受賞コメント
『鉄系超伝導体は、新型ディスプレイに応用が始まったIGZO薄膜トランジスタを生み出した、
透明酸化物半導体の研究を拡張する試みの中で発見できました。
共同研究者とJST、東工大の支援のおかげです。
これからも物質科学の新領域の開拓と材料への展開に精進したいと思います。』
http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2013/nobel-laureates/
<選考基準>
「トムソン・ロイター引用栄誉賞」 は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用数に基づいて、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者の中から選ばれています。主なノーベル賞の分 野における総被引用数とハイインパクト論文(各分野において最も引用されたトップ200論文)の数を調査し、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴ リ(物理学、化学、医学・生理学、経済学)に振り分け、各分野で特に注目すべき研究領域のリーダーと目される候補者が決定します。
<ベースとなるデータ>
本賞は、世界最高水準の学術文献引用データベース「Web of Science® (注1)」 に基づき、医学/生理学・化学・物理学・経済学の各ノーベル賞4分野において最も影響力があった研究者を分析・発表しています。当社の過去30年以上にわ たる分析から、学術論文の被引用数と同分野における研究者間での高評価には、強い相関関係があることが分かっており、論文の引用頻度が高いことは、学術分 野における影響度の大きさを示しています。
<ノーベル賞との高い相関性>
2002年に発表を恒例化してから昨年までに本賞を受賞した研究者のうち、京都大学の山中伸弥氏など27名が実際にノーベル賞を受賞しています。 また、2011年のノーベル賞において、該当4分野(医学・生理学、物理学、化学、経済学)の受賞者9名すべてが、過去この「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を受けていました。
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