米軍給油機、来夏に岩国移駐へ…沖縄の負担軽減
日米両政府が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の空中給油機KC130部隊を、
2014年夏に米軍岩国基地(山口県岩国市)へ移駐させる方向で調整に入ったことが29日、わかった。
複数の政府関係者が明らかにした。
普天間飛行場の沖縄県名護市辺野古への移設など在日米軍再編計画に進展が見られない中、
政府は目に見える形での沖縄の負担軽減策として、
普天間移設に先駆けて同部隊を早期に移駐させる必要があると判断した。
10月3日に東京で開催される日米の外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、
沖縄の負担軽減策として「早期の問題解決」の方針を確認したうえで、山口県と岩国市に理解を求める。
返還予定の沖縄米軍基地、事前立ち入り許可へ
日米両政府が、3日に東京で開く外務・防衛担当閣僚による「日米安全保障協議委員会」(2プラス2)で、
沖縄県で返還が予定されている嘉手納基地以南の米軍基地について、
返還前から地元自治体の立ち入りを認めることで合意することがわかった。
跡地利用計画を具体的に作りやすくすることで、基地返還による負担軽減をアピールする狙いがある。
2プラス2の共同文書に、事前立ち入りの手順を11月末までに決める方針を盛り込む。
返還が予定される米軍施設・区域への事前立ち入りについては、
地元自治体が政府に要請していたが、これまでは日米間で明確な取り決めがなかった。
沖縄海兵隊、グアム移転は「20年代前半」
3日開かれた日米「2プラス2」では、沖縄の米軍基地負担の軽減も重要なテーマとなった。
共同文書では、日米間の懸案となっている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、
キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設を目指すとした現在の日米合意が「唯一の解決策」であることを確認した。
そのうえで、沖縄県に配備されている新型輸送機MV22オスプレイの訓練を県外に分散して実施する方針を示し、
あいまいだった在沖縄米海兵隊のグアム移転の開始時期は「2020年代前半」と明記した。
また、嘉手納基地以南の米軍基地について、返還前から地元自治体の立ち入りを認める方針を示した。
返還された土地の跡地利用を進めやすくなる。
米軍が訓練に利用している沖縄周辺海域(ホテル・ホテル)で地元漁船の操業を一部認めることも盛り込まれた。
いずれも、沖縄が実現を求めて要望していたものだ。