在日コリアンは韓国文化に詳しいの?
在日韓国人三世の日記。
2013-08-17 21:15
韓国から留学生として来日した著者が、韓国人が持ちつづけてきた日本人像を打ち破り日本文化と融合してゆく様と、そこから見出した韓国社会の病根と日本社会の素顔を綴ったルポエッセイ。
韓国への入国を拒否されて、話題になった呉善花さんの「スカートの風」シリーズを読んだ。
韓国から日本へ来た著者が感じてきた「日韓の差異」を、具体的な事例を挙げながら懇切丁寧に解説している大変な良書だったと思います。
出版が1990年頃なので、時代背景が今現在と若干異なること、また「それって作者の主観じゃないのん??」という箇所が若干みられるものの、日韓どちらかに偏ることない公平な視点を感じましたし、大いに参考になりました。
ところで、他の在日コリアンはどう考えているのかわからないが、ボクは、今まであまり「韓国に関する本」を読んだことがありませんでした。特に「韓国の文化」に関する書籍はひょっとしたらこれが初めてかもしれません。
自分が韓国国籍であることと、いわゆる朝鮮部落で生まれ育ったため、
韓国・朝鮮の文化?そんなの生まれた時から周りにあったし、いまさら本で学ばなくても知ってるぜ♪
という、あまり根拠のない自信があった、と今は思います。
もちろん日本生まれ、日本育ちですし、韓国に初めて訪れたのも、20歳以降だし、そんな詳しくないのに、知っているつもりでいました。
特にボクは朝鮮学校で学んだおかげで、ハングルの読み書き、簡単な日常会話ができたから、いっそう、感じていたのだと思います。
で、実際にこの本を読んでみての感想なんですが、
え?マジっすか??
と、思うところが随所にあって、軽くカルチャーショックを受けました。(+_+)
自分の国籍を棚に上げて、
へー。韓国人ってこんなカンジなんだー。
なんてアホな感嘆を幾度となく漏らしてしまいました。
まあ、よく考えてみれば、僕が知っている「本場・本物」の韓国人というと、一世の祖父母や、祖父母の友達(つまり近所の爺、婆)だけだし、日本で生活してて彼らの文化が僕ら三世にまでしっかり伝わるってのは、ちと無理がありますよね。
たぶん、日系アメリカ人や日系ブラジル人なんかも似たような状況でしょう。
それにしてもこれほどまでに彼我の差があるってのは、逆にとても興味関心をそそられてしまいます。
今までもぼんやりとは想像してきましたが、一度彼の地で生活して、そのあたりを体験してみたいなと改めて思った次第です。