映画「独島守備隊」、
投資拒まれ18年間撮影できず
朝鮮日報日本語版 11月17日(日)9時27分配信
6・25戦争(朝鮮戦争)のころに「独島(日本名:竹島)義勇守備隊」を結成して日本と数回の海戦を行い、独島を守った故・洪淳七(ホン・スンチル)同
隊隊長(1929-86)の一代記を描いた韓国映画『独島守備隊』が、18年にわたり宙に浮いている。1996年に企画・制作が始まったが、制作・配給会
社が対日関係への悪影響を懸念して投資しようとしないため、撮影ができずにいるのだ。
『君の中のブルー』(1992)や『ホリデー』(2005)、『花嫁はギャングスター』シリーズなどを手掛けた同映画制作者のイ・スンヨル氏(檀国大教
授)は6日、本紙記者に対し「シナリオなど全ての準備は終わっているが、CJ、ロッテ、ショーボックスの韓国大手配給会社3社だけでなく、中堅配給会社ま
でもが投資に二の足を踏んでいる」と語った。
『独島守備隊』は、戦乱の最中だった1953年4月から警察が独島の警備を受け持つようになった56年12月まで3年8カ月にわたり独島に駐在し、日本
によるさまざまな挑発を食い止めた洪隊長をはじめとする英雄33人の物語を描いた映画だ。当時、韓国政府は朝鮮戦争に手一杯で独島に支配力を行使できず、
52年8月には日本人らが独島に不法上陸して「島根県隠岐郡竹島」と書かれた標木を設置する事件も起こった。
独島に近い慶尚北道・鬱陵島出身で、朝鮮戦争に参戦したものの負傷により事務方の特務上士に転役した洪隊長は、こうした日本の蛮行に怒り「独島守備隊」
を結成することを決心する。自ら軽機関銃やカービン銃、拳銃、手りゅう弾、ボートなどを購入して隊員を募り、翌年4月に独島に上陸した。
独島守備隊は53年7月、独島に近づいた日本の巡視船(PS9)を軽機関銃で射撃して撃退。54年11月には1000トンクラスの日本の巡視船3隻と航空機1機と交戦し、日本側の16人を死傷させた。
シナリオは、洪隊長の妻のパク・ヨンヒさん(84)が保管していた洪隊長の独島に関する手記を基に書かれた。96年に手記の版権を手に入れたイ・スンヨ
ル氏は「この18年間、複数の配給会社から『シナリオの完成度が低い』『今の感性に合わない』などとの理由で突き返され、シナリオを100回以上直した」
と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000264-chosun-kr