円が対ウォンで5年2カ月来の安値水準、円安の空襲最終局面で市場は沈黙=韓国
中央日報/中央日報日本語版
ウォン円為替相場が5年来の円安を記録した。
15日のソウル外国為替市場で円相場は100円=1061.8ウォンを記録した。
2008年9月に記録した1060ウォン以来の円安水準だ。それでも市場は沈黙している。
昨年末や今年上半期のように輸出への影響が円安空襲を懸念する声はほとんど聞かれない。
市場ではその理由を「衝撃体感の法則」で説明する。
ウォン高円安が長く続いたため韓国経済と企業が適応し耐性を育てたという話だ。
LG経済研究所のイ・ジソン専任研究員は、「円が10%下落した時、1992~2002年の間に輸出は3.3%減少したが、
2003~2013年の間では1.4%の減少にとどまった。
ウォン円相場が輸出に及ぼす影響がますます小さくなっている」と話した。
世界市場で韓国企業と日本企業は依然として同じ製品を売っているが、
韓国製品が価格に影響されないほど競争力を確保したという話だ。
その上韓国企業が核心部品を除いた製品の大部分を海外で生産し為替相場が製品価格に及ぼす影響も減った。
韓国証券市場での外国人投資家の売買パターンもこれを傍証する。
5月に円ドル相場が1ドル=100円を割り込み、100円=1100ウォン台だったウォン円相場が
1000ウォン台まで円安が進むと外国人は韓国株を大量に売った。
KOSPIは一気に1940台まで落ちた。
当時ウォールストリートジャーナルは、
「円安の最大の被害国は韓国」と報じた。
しかし15日には外国人がむしろ605億ウォン相当の株式を買い入れ、KOSPIは2000台を回復した。
新栄(シンヨン)証券アナリストのイム・イルソン氏は、
「伝統的に韓国の輸出に大きな影響を及ぼしてきた円急落が韓国経済に及ぼす影響を懸念した外国人が
最近はそれほど心配することではないことを確認したとみられる」と解説した。
ウォン高円安の流れが終盤に到達したという認識も影響を与えた。
サムスン先物のチョン・スンジ研究委員は「ウォンの場合、
政府介入の余地があるだけに現水準以上に上がりはしないというのが市場の共通した考え」と説明した。
また、「円もやはりアベノミクスに対する期待感は為替相場にすでに十分に反映された上に、
最近はその効果に対する疑問が台頭しておりこれ以上は下がりにくいとみられる」とした。
最近のウォン円相場が円安よりはウォン高として現れたという点も市場の衝撃を減らす要因だ。
イム氏は、「世界経済が米国の量的緩和縮小に神経を尖らせている状況で輸出が好調で外貨準備高が
しっかりしている韓国のファンダメンタルズが注目を浴び外国人投資が増えた。
悪材料が浮上したのではなく韓国がうまくやってできた結果という点から市場が不安になる理由はない」と指摘した。
それでも「円安の空襲」に対する懸念が完全に消えたのではない。
LG経済研究院のイ・チャンソン研究委員は、「米国と日本など先進国が自国の赤字を減らすため政策的に努力しており、
景気が良くなるほどに輸入は増えない。
企業の立場では景気拡張にともなう売り上げや収益性増大が難しく、
為替相場の変動に対応する余力は大きくないという意味」と説明した。
実際に米国の場合、上半期の経済成長率は1.5%だったが、
この期間の輸入増加率は金額基準でマイナス2.1%だった。
イ研究委員は、「グローバル金融危機後にウォンが10%上がれば輸出が5%減ると分析された。
最近の為替相場状況が経済に及ぼす余波は非常に大きくなるかもしれない」と警告している。
揺れ動く韓国心ww