緊張高まるなか米空母が海自と演習11月28日 18時4分

中国が設定した防空識別圏を巡り緊張が高まるなか、アメリカの空母が沖縄の南の太平洋で海上自衛隊との共同演習に参加しました。
神奈川県の横須賀基地が拠点のアメリカ海軍の原子力空母、ジョージ・ワシントンは台風被害を受けたフィリピンで支援活動に当たったあと今月25日、沖縄の南の太平洋に到着し、海上自衛隊との共同演習に参加しました。
NHKの取材班は海上自衛隊のヘリコプターで沖縄本島の那覇基地からおよそ2時間かけて空母に到着しました。
長さおよそ300メートルの巨大な甲板には、およそ75機の艦載機が配備され、戦闘攻撃機などが昼夜を問わず、ごう音を立てながら発着艦を繰り返していました。
空母には、イージス艦などアメリカ海軍の6隻が同行し、海上自衛隊からは空母のような広い甲板を持つ大型護衛艦「ひゅうが」などおよそ15隻が演習に参加しました。
アメリカ海軍と海上自衛隊との共同演習は毎年行われていますが、今回は、中国海軍が南西諸島を越えて西太平洋での活動を活発化させるなかでの演習になりました。
さらに中国が突然、東シナ海の広い範囲に防空識別圏を設定したため、周辺海域では緊張が高まっています。
今回の演習について、日米は特定の国を想定したものではないとしています。
空母部隊司令官のマーク・モンゴメリー海軍少将は「共同演習を通じて日米が互いに能力を高め、地域の安定に貢献することが重要だ」と述べました。
また、海上自衛隊自衛艦隊司令官の松下泰士海将は「自衛隊とアメリカ海軍の連携は、この地域の安定に欠かせないもので、今後も日米が共同での対処能力を高めることが重要だ」と話していました。
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