中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報はこのほど、東シナ海の防空識別圏設定をめぐり、「戦闘のターゲットを日本に絞るべき」との社説を掲載した。
中国の簡易投稿サイト微博でも同社説が紹介され、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
環球時報は、東シナ海での防空識別圏設定について、「日本の反応は常軌を逸している」と批判した。米国とオーストラリアも中国に対して挑発的または非友好的な態度をとっているとしながらも、「戦闘の主なターゲットは日本に絞るべきだ」と主張した。
微博ユーザーらのコメントを見てみると、
「中国にたてつくとどうなるかを小日本に分からせるべきだ」
「日本をターゲットに定めることに賛成だ。日本をやっつければ、韓国は自動的に中国の犬になる」
など、環球時報の社説の主張を支持するというコメントが多く寄せられた。それだけ反日的な主張に共感できるということだろう。
しかし、社説の内容に反発する意見も散見され、「洗脳されたくないなら、環球時報を見てはダメだ。ネットの情報だけを見たほうが良い」など、中国のネットユーザーのなかには中国メディアの情報を真に受けず、冷静に見ている人も一定数いることが分かる。
中国が防空識別圏の設定を発表した際、戦闘機の国籍によって対応を変えるという方針は明らかにしていなかった。日本をターゲットに絞ることは国内的には受けが良いのだろうが、米国と対峙する勇気も実力もないということなのかもしれない。