【読書感想】大統領を殺す国 韓国
国民が直接大統領選挙で投票する韓国では、「大統領の歴史」=「政治史」でもあるわけです。
韓国の歴代大統領は、18代、11名。
現在の任期は5年間で、再選は禁じられています。
この11名のうち、任期をきちんと満了し、大統領の座を去った後に自身や身内が訴追されることもなく、穏やかな生活をおくることができた人は、どのくらいいるかご存知でしょうか?
答えは、ゼロ。
そう、ひとりもいないのです。
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の末路は悲惨だった。側近中の側近、韓国の情報機関KCIA(韓国中央情報部)部長に銃殺されたのである。
(中略)
「非業の死」を遂げた韓国の大統領は朴正煕だけではない。
2003年から2008年まで大統領を努めた盧武鉉(ノ・ムヒョン)は退任後、崖から身を投げて亡くなった。一度は国家権力のトップに立った人間が、その権力を手放した後に自ら死を選んだのである。盧武鉉は「馬鹿の盧」のキャッチフレーズで売った、庶民的な大統領だった。なぜ、彼のような人間が死ななければならなかったのか。
また、「死」とは生命のみを意味しない。政治的、社会的「死」もある。
実は、韓国の大統領のほとんどすべてが、退任後、在職中の「罪」を問われ、亡命、隠遁、逮捕、死刑宣告といった「罰」を受けている。
これほど光と影のコントラストがくっきりとわかれる権力者ばかりが続く国はそうはないだろう。
建国の父、李承晩(イ・スンマン)に始まり、朴正煕を経て、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)、金泳三(キム・ヨンサム)、金大中(キム・デジュン)、盧武鉉、李明博(イ・ミョンバク)といった韓国の大統領たちはどんな罪を問われ、どうその罪をつぐなったのか。
建国から66年、彼らと韓国国民たちの間に何があったのかを検証していきたい。
韓国の歴代大統領の「末路」をみていくと、「それでも大統領になりたい人がいるのだなあ……」と思ってしまうくらい、ほとんどの人が酷い目にあっているんですよね。
次の大統領が、自分の権力の正統性や清廉さをアピールし、前任者の影響力を排除するために、先代を「見せしめ」にしてしまう。
途上国で長年権力の座にあった独裁者やその身内が失脚後に訴追され、罪に問われることは珍しくありません。
でも、国民の直接投票で決められる大統領制で、任期も限られている国としては、韓国の状況はきわめて異例です。
大統領制のアメリカやフランスでも、任期中に大統領が暗殺の危険にさらされたることはあり、汚職やワイロで告発されることもあります。
しかしながら、これらの国では任期を全うしてリタイアし、悠々自適の生活をおくっている元大統領もたくさんいるのです。
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私の子供のころの韓国という国の印象。
「(どこにあるか知らんけど)韓国っちゅう国では、大統領を辞めると囚人になるw」
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