北無人機はステルス…青瓦台「識別しても撃墜難しい」
2014年04月03日08時50分青瓦台(チョンワデ、大統領府)上空を北朝鮮の無人機が飛行したことが確認され、「防空」問題が浮上した。先月24日と31日に坡州(パジュ)とペクリョン島に墜落した無人航空機は北朝鮮軍の偵察用だと軍当局が暫定結論を出し、精密調査に入った。
国防部はこの日、無人航空機の胴体はレーダーまたは肉眼で観測されるのを避けるため小型に製作され、空色に偽装塗装されているうえ、 坡州に墜落した飛行体の材質は特殊素材のポリカーボネートだった、と明らかにした。ポリカーボネートはプラスチックの一種で、レーダー電磁波を反射しない ステルス機能を持ち、探知されない。米国空軍の次世代戦闘機F-22などが戦闘機操縦席の透明な円蓋(キャノピー)にこの素材を使っている。一般的にレー ダーは電磁波を送り、反射する面積を分析して確認する。しかしポリカーボネート素材で製作してレーダー波を吸収すれば、レーダーも意味がない。
国防部は特に坡州に墜落した無人機が北朝鮮から出発したとみられると明らかにした。その根拠として▼経路(坡州-ソウル-坡州の約 80キロ)▼十分な燃料--という点を挙げた。国防部の当局者は「坡州に墜落した無人機は北側からソウルに入り、また北に戻るところだった」とし「墜落し た航空機に残っている燃料を考えれば、十分に北に戻ることができた」と説明した。ペクリョン島で墜落した無人機も坡州のものと同じ色で、当時、近隣地域を 哨戒飛行した戦闘機のレーダーなどを分析した結果、北朝鮮から出発したと軍は把握している。
ただ、無人機がなぜ墜落したかについては結論を出せなかった。これに関し、無人機生産 業者の関係者は「無人機を操縦する方式は、リモートコントロールを利用して航空機を見ながら遠隔操縦するか、事前に飛行ルートなどをプログラムを入力し、 予定された航路を飛ばす方法がある」と説明した。
当局はひとまず墜落した無人機がプログラムに基づいて飛行したと判断している。無人機の速度が100キロを超えれば、誰かが車で移動 しながら操縦するのは不可能だ。プログラム入力で飛行する場合は、自ら高度を調整するのが容易でないと、専門家らは話す。入力した座標通りに動き、予想外 の地形に直面すれば、墜落しかねないということだ。
青瓦台は国家安保室を中心に軍と対策の準備に着手した。現在、青瓦台警護室は地上を、軍は青瓦台周辺航空を防御している。国防部の関 係者は「首都圏と青瓦台近隣で運用している地上レーダーは航空機やヘリコプターの動きは監視できるが、無人航空機を探知するのは難しい」とし「無人航空機 を運用する同好会の飛行体を登録制に変え、同好会の航空機に飛行禁止区域を設定するなど制度を補完する予定」と明らかにした。
しかし青瓦台の関係者は「たとえ無人機を識別しても、あまりにも小さいため、銃や砲を撃って撃墜するのは容易でない」とし「撃墜しようとすれば、セキュリティー施設が多い青瓦台周辺の特性上、より大きな事態が生じることも考えられる」と懸念を表した。
政府はこの日、金章洙(キム・ジャンス)青瓦台国家安保室長の主宰で青瓦台で緊急国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、3時間半以上にわたり無人機への対応策について議論した。
http://japanese.joins.com/article/689/183689.html