旅客船沈没:「韓国の災害対応はよちよち歩きのレベル」
危機管理担当の元官僚らが指摘
国の危機管理業務を担当していた元官僚らが、韓国政府の危機管理システムについて「対北朝鮮関連の軍事安全保障分野はたゆまず発展してきたが、一方で事故・災害など非軍事・超国家的安全保障分野では不十分な面がある」と指摘した。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で国家非常企画委員長、李明博(イ・ミョンバク)政権で大統領府(青瓦台)国家危機管理室長を務めたアン・グァンチャン檀国大 学国家危機管理研究所長(陸士25期、予備役少将)は5日、本紙のインタビューに応じ「韓国の軍事的危機管理能力は、これまでおよそ60年にわたり韓米連 合防衛体制を基盤に発展してきたが、災害・事故時の危機管理能力はまだ『よちよち歩き』レベル」「世界各国は、大規模災害、サイバー攻撃など各種テロ、国 の中枢基盤施設のマヒ、伝染病の拡大などといった非軍事的・超国家的脅威を、軍事的脅威に劣らず重要な国家安全保障分野とみなし、対策に努めている。新設 された『国家安全処』は、こうした脅威に対する汎(はん)政府的な計画を樹立し、対応ができる機関になるべき」と語った。
2004年から06年にかけて初代消防防災庁長を務めた権郁(クォン・ウク)氏は「戦争に負けると国がなくなるが、国民の安全をおそろかにすると政権がな くなる、という事実を忘れてはならない。国防分野に劣らず、事故・災害関連の問題を重く見るべき」と語った。ユン・グァンソプ元行政安全部(省に相当)災 難安全室長は「中央本部よりも現場本部の方が問題。災害発生時の現場指揮システムを確立し、平素から自治体の事故・災害対策訓練を強化すべき」と語った。