W杯で韓国KBS記者が規則破り逮捕、いまだに調査報告の発表もなく 国内からも「恥さらし」の声
2014.7.13 07:00
6月21日にアルジェリア戦に備えて練習する韓国代表。KBSの記者は報道局長の息子らに見学させようと取材証を不正使用し逮捕された(ロイター)
韓国紙・中央日報(電子版)は6月29日、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、韓国の公営放送KBS(韓国放送公社)の記者が取材 証であるADカードを不正使用した疑いでブラジルの軍・警察に逮捕され取り調べを受けたと報じた。テロなど不測の事態を避けるため、国際サッカー連盟 (FIFA)は同カードを他人に貸与することを禁じている。しかし、記者は自社の報道局長の息子と、その交際相手に貸し、アルジェリア戦を2日後に控えた 21日に試合会場で韓国代表の練習を見学させようとしたという。韓国サッカー協会は遺憾を表明し、KBSも調査に着手したが、7月10日時点になっても、 その結果は韓国メディアで報じられていない。韓国のネットユーザーからは「これは国家の大恥だ」「小さな問題ではない」など“杜撰な管理態勢”に怒りが納 まらない様子だ。
事件は、6月21日にブラジルのテレビ局RBSなど複数のメディアが報じて明らかになった。中央日報によると、KBSは 23日、「ADカードの発行数があまりにも少なく、やむを得ずADカードを融通して使う状況が発生したと推定される」と釈明した。この釈明だと、記者間で カードのやり取りを想定したとしか聞こえない。他のメディア報道によると、局長の息子は観光が目的で現地に行っており、まず記者ではない。苦しい言い逃れ の感はぬぐえない。
KBSは28日に「ADカードの不正使用に関する報道について事実かどうか詳しい経緯の把握に乗り出している」と発 表。「関係者が現地から帰国し次第、監査に着手する方針だ」と説明した。韓国が1次リーグ敗退したのが6月27日。代表チームはすでに帰国している。7月 10日時点で韓国メディアにKBSの調査結果が報道された経緯はない。
韓国の放送法によると、KBSの社長は「大統領が任命する」と明記されている。収入の約半分は視聴者が支払う受信料で占められている。日本のNHK と似た経営形態を取る公営放送局だ。国を代表する放送局といっても過言ではなく、報道姿勢を含め厳格なモラルが求められるのは同じはず。
だが、KBSを巡っては2005年に公金流用問題、08年には5年間の累積赤字が117億ウォンに達する経営体質や懲戒処分を受けた職員の特別昇進などの 不適切人事-などが問題視された。今年5月には、一線記者や中堅幹部が、4月に発生した旅客船セウォル号沈没事故に関する報道で社長が大統領府の意を受け 現場に不当な圧力をかけたとして辞任を要求してストライキに入り、夜のメーンニュースまで短縮されるといった異常事態も生じていた。
さら に、首相に指名された文昌克氏が3年前の講演で「親日的な発言」をしたとして辞退に追い込まれる事態が生じたが、KBSは非難に都合のいい部分だけを抜き 出して報道、本来は民族的な底力を強調した内容だったにもかかわらず、「親日」と印象づける真逆の内容にすり替える“虚報”に仕立て上げたと報じられてい る。
セウォル号事故では運航会社の安全管理態勢や行政の監査態勢など、数々の杜撰さが指摘され、モラルハザードが進む韓国社会の深刻さが指摘され、反省 もされたはずだ。今回のADカード事件を、それと比較するのは少々おおげさかもしれないが、全世界の人々が注視する世界的イベントで国際機関である FIFAが禁じているルールを簡単に破り、逮捕されるモラルの低さは、少しも改まっていない。
韓国のネットユーザーからも「外国にまで恥 をさらした」「事件が発生してから時間がたつのにいまだに経緯の把握なのか?」「公共放送が国に恥をかかせるのか」などの批判が相次いだ。日本のユーザー からも「国の代表のような立場の人間が世界的なイベントで不正をする人材が出てくる国って、どういう国?」「韓国人は常識がないのか?」などと呆れた声が あがっている。
朝鮮では権力や地位を利用した不正など当たり前だからなww